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【通貨】外為サマリー:一時1ドル122円80銭台に下落、米雇用統計は市場予想下回る

 3日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=122円98銭前後と前日午後5時時点に比べ37銭のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=136円34銭前後と同9銭のユーロ高・円安で推移している。
 2日に発表された米6月雇用統計は非農業部門雇用者数が、前月比22万3000人増と市場予想(23万3000人増)を下回った。4~5月分の雇用者数も下方修正されたほか、平均時給も予想に達しなかった。失業率は5.3%(市場予想5.4%)だった。この結果を受け、ドルは売り優勢となりニューヨーク市場では、それまでの123円70銭前後から一時、122円97銭まで急落した。
 この日の東京市場に移ってからは、123円00銭前後での一進一退が続いた。3日のニューヨーク市場が休場となることもあり、様子見姿勢が続いたが、午前9時過ぎに122円82銭まで値を下げる場面があった。雇用統計の結果を受け、米9月利上げ観測はやや後退した格好となり、ドルは弱含みとなっている。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1087ドル前後と前日に比べ 0.0025ドルのユーロ安・ドル高で推移。5日のギリシャ国民投票を前に一進一退状態となっている。






出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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