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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):クスリアオキ、モリタHD、ハマキョウ、フォーバルR

■クスリのアオキ <3398>  5,260円  +485 円 (+10.2%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 26日、クスリアオキ <3398> が16年5月期の業績見通しを発表。経常利益(非連結)が前期比2.0%減の78億円に減る見通しを示したが、今期の年間配当は株式分割を考慮しても実質増配となることが買い材料視された。今期の年間配当は12.5円。5月20日割当で1→2株への株式分割を実施したが、実質3円の増配(前期は22円)となる。今期はドラッグストア52店舗の新規出店を計画している。同時に発表した15年5月期決算では、経常利益(非連結)が前々期比30.8%増の79.5億円に拡大した。家庭用品やベビー関連用品の販売が好調だったことに加え、ビューティー関連や調剤が2ケタ増となったことも寄与した。

■モリタホールディングス <6455>  1,183円  +78 円 (+7.1%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 26日、モリタHD <6455> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.41%にあたる200万株(金額で25億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は7月1日から12月15日まで。

■ハマキョウレックス <9037>  4,825円  -375 円 (-7.2%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 26日、ハマキョウ <9037> が100万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限15万株の第三者割当増資を実施すると発表。新株発行が最大で発行済み株式数の約13.8%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が嫌気された。発行価格は7月6日から8日までのいずれかの日に決定。最大で約53億9100万円の調達資金については、物流センター建設などの設備投資資金に充てる。同時に8月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施し、年間配当も実質8.7%の増額となる46円→25円に修正したが買い材料視されなかった。

■フォーバルR <9423>  145円  +32 円 (+28.3%) 一時ストップ高   本日終値
 26日、フォーバルR <9423> [JQ]が15年3月期に債務超過を解消したことで、上場廃止に係わる猶予期間入り銘柄から解除されたと発表したことが買い材料。同社は15年3月に親会社のフォーバル <8275> と同社吉田浩司社長に対する第三者割当増資による資本増強を行ったことなどにより、15年3月期において債務超過を解消している。

■メッツ <4744>  26円  +3 円 (+13.0%)  本日終値
 26日に発表した「販売用不動産を売却」が買い材料。
 東京都北区堀船の販売用不動産を売却。売却額は15年3月期の売上高(11.03億円)の10%未満の金額で、売上を第1四半期に計上する見込み。

■Minori <3822>  1,998円  +209 円 (+11.7%)  本日終値
 26日、Minori <3822> [JQ]が7月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に、16年3月期の年間配当を50円→26円(前期は38円)に修正。株式分割を考慮すると実質4.0%増額。前日終値ベースの配当利回りが2.91%に上昇し、配当狙いの買いも期待される。また、9月30日現在、1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、クオカード1000円分を贈呈する株主優待制度の導入を発表したことも買いに拍車を掛けた。

■小島鉄工所 <6112>  177円  +15 円 (+9.3%)  本日終値
 26日、小島鉄 <6112> [東証2] が15年11月期の最終損益(非連結)を500万円の黒字→1億3600万円の黒字(前期は1億5900万円の赤字)に27倍上方修正したことが買い材料。群馬県高崎市の土地を売却することに伴い、売却益2.2億円が発生することが利益を押し上げる。

■ヒマラヤ <7514>  1,113円  +65 円 (+6.2%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 26日、ヒマラヤ <7514> が決算を発表。15年8月期第3四半期累計(14年9月-15年5月)の連結経常利益が前年同期比19.0%増の16.3億円に伸びたことが買い材料視された。ランニングブームなど健康志向によりランニングシューズの販売が好調。ゴルフ用品においては雑貨やウェア類の品揃え強化が売上増につながった。また、街中での利用需要が伸びたアウトドア用品も順調だった。加えて、シーズン物商品の細かい仕入れや在庫管理の徹底によって利益率が向上したことも寄与した。

■アエリア <3758>  2,790円  +49 円 (+1.8%)  本日終値
 アエリア <3758> [JQ]が26日、子会社リベル・エンタテインメントがスマートフォン向け恋愛リズムアドベンチャー「アイ★チュウ」Android版の配信を開始したと発表したことが買い材料。同タイトルは5月18日に事前登録を開始して以来、事前登録者が11万人を突破している。iOS版も近日の配信を目指すとしており、大型タイトル化による収益貢献に期待する買いが向かった。そのほか、26日昼、Oak <3113> [東証2]を割当先に第三者割当増資と新株予約権の発行を実施すると発表したことも引き続き買い材料視された。

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