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【材料】林兼産が急騰、低位材料株物色の波に乗りTPP関連として投機筋攻勢

 林兼産業<2286>が一時33円高の135円と32%強の急騰をみせ、東証1部値上がり率トップに買われた。ここ出遅れていた低位材料株に物色の流れが強まっており、その流れに乗ったかたち。ハム・ソーセージなどの食肉加工や機能性食品、養魚用飼料などを手掛け、スターゼンとの協業効果や商品価格転嫁の寄与で業績は急回復傾向にある。また、TPP関連としての位置付けもある。米議会上院は23日、TPP交渉の合意に必要な大統領貿易促進権限(TPA)法案の審議を打ち切り、法案採決に移るための動議を可決した。採決は24日までに行われるが、TPA法案は可決・成立する可能性が濃厚で、同法案の可決により、TPP交渉は今夏の大筋合意に向け大きく前進する。同社にとっては食肉原料の関税引き下げによる恩恵が収益メリットとして期待され、これを手掛かり材料に投機資金が流入している。

林兼産の株価は10時26分現在118円(△16円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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