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【通貨】外為サマリー:1ドル123円80銭前後へ上昇幅縮小、円安けん制発言に警戒感

 29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=123円78銭前後と前日午後5時時点に比べ15銭のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=135円60銭前後と同33銭のユーロ高・円安で推移している。
 前日のニューヨーク市場では4月中古住宅販売成約指数は前月比3.4%増と市場予想(0.9%増)を上回った。これを受け一時124円46銭と02年12月以来、12年半ぶりのドル高・円安水準をつけた。ただ、麻生財務相が為替相場に対して「ここ数日の値動きは荒い」と述べたことを受け、円安けん制発言に警戒感が台頭。足もとで急ピッチのドル高・円安が進行したことから、124円前後では利益確定売りが出る状況となっている。この日発表された4月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年同月比で0.3%上昇と市場予想(0.2%上昇)を上回ったが、市場の反応は限定的だった。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0955ドル前後と前日に比べ 0.0014ドルのユーロ高・ドル安で推移している。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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