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【市況】NY株式:ダウは36ドル安、連銀総裁の発言やドル高を嫌気


28日の米国株式相場は下落。ダウ平均は36.87ドル安の18126.12、ナスダックは8.62ポイント安の5097.98で取引を終了した。朝方は週間新規失業保険申請件数が市場予想より多かったことを嫌気して売りが先行。サンフランシスコ連銀総裁の発言で早期利上げ観測が拡大したほか、為替相場でドル高が進んだことで主要企業の業績悪化懸念が強まり、終日軟調推移となった。セクター別では、自動車・自動車部品や耐久消費財・アパレルが上昇する一方で運輸や食品・生活必需品小売が下落した。

会員制卸売のコストコ・ホールセール(COST)は、決算で売上高が市場予想を下振れ下落。深海油田掘削会社のトランスオーシャン(RIG)は、CFOの退任が報じられ軟調推移。半導体のブロードコム(BRCM)は同業アバゴ・テクノロジーズ(AVGO)との買収合意を受け、昨日急騰したことから反落。一方で、ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は、一部アナリストによる投資判断及び目標株価の引き上げを受け上昇した。

イエレンFRB議長が8月下旬に開催される年次経済シンポジウムを欠席することが明らかとなった。7月の連邦公開市場委員会(FOMC)から9月のFOMCまでの間、利上げ時期に関する情報が乏しい状況になりそうだ。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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