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【材料】洋インキHDが大幅反落、15年3月期営業利益が一転減益で着地

 東洋インキSCホールディングス<4634>が大幅反落。前週末15日の取引終了後に発表した決算で、15年3月期連結業績は売上高2866億8400万円(前の期比2.5%増)、営業利益182億1000万円(同7.7%減)、純利益133億400万円(同8.5%増)と従来予想の営業利益200億円を下回り、一転して減益で着地したことが嫌気されているようだ。スマートフォン用保護フィルムや半導体研磨用テープ、また、海外向けの高機能顔料や液晶ディスプレイカラーフィルター用材料などは堅調だったものの、高機能顔料などの国内需要の伸び悩みと、円安に伴う原材料価格の高止まりなどが利益を圧迫したという。なお、年間配当は前の期比1円50銭増の14円50銭とした。
 なお、16年3月期業績は、売上高3000億円(前期比4.6%増)、営業利益200億円(同9.8%増)、純利益120億円(同9.8%減)と営業増益に転じる見通しで、年間配当も15円に増配する予定だが、これに対する反応は限定的のようだ。

洋インキHDの株価は10時43分現在533円(▼36円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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