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【通貨】外為サマリー:1ドル118円90銭中心に一進一退、方向感に欠ける展開に

 27日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=118円95銭前後と前週末午後5時時点に比べ33銭のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=129円25銭前後と同49銭のユーロ安・円高で推移している。
 前週末のニューヨーク市場で発表された米3月耐久財受注(除く輸送用機器)は前月比0.2%減と市場予想(0.3%増)を下回った。また、29日に発表される米1~3月期国内総生産(GDP)が伸び悩むとの懸念も強まり、一時118円80銭台までドル安が進行した。
 週明け27日の東京市場でも118円90銭前後を中心とする一進一退が続いている。28日から29日にかけ米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるほか、30日には日銀金融政策決定会合が予定されており、積極的にポジションは傾けにくい状況にある。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0866ドル前後と同0.0009ドルのユーロ安・ドル高。24日のユーロ圏財務相会合では、ギリシャ金融支援の合意には至らなかった。ただ、先週末にギリシャの銀行向け緊急流動性支援(ELA)の上限を引き上げる方向と報じられていたこともあり、反応は限定的。市場では、5月11日の次回ユーロ圏財務相会合の結果に関心が向いている。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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