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【市況】個別銘柄戦略:化学大手には好決算期待が波及の可能性も


今週は日米の金融政策を占う重要なイベントが予定されているほか、国内では主要企業の決算発表が集中する。本日に関しては様子見ムードの強まる可能性が高いと考えられる。寄り前の外資系証券売買フローも低水準となっており、一段と模様眺めムードを強めさせよう。決算関連銘柄などの個別物色が中心になると考える。NEC<6701>は評価が高まると見られるほか、三菱ケミカル<4188>の観測報道もポジティブと捉えられる。とりわけ、先の住友化学<4005>と合わせて化学大手には原油安メリットへの期待感が幅広く波及する余地もありそうだ。一方、マツダ<7261>や三菱自<7211>などの自動車株、アイフル<8515>などにはネガティブな見方が先行か。ソニー<6758>の業績見通しはサプライズがなく、やや出尽くし感を誘う可能性もあろう。ほか、JDI<6740>の設備投資計画を受けて、半導体設備投資関連の一角に関心が向かう可能性も。米国市場の関連株上昇を受けて、国内でもネット関連に期待感が高まる余地もあろう。

《KS》

 提供:フィスコ

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