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【市況】【今週の早わかり株式市況】 日経平均が15年ぶりに2万円大台回復、緩和マネーが再び買い

 今週の株式市場は、前週末に空売り規制緩和を発表した中国市場への警戒感からNYダウが大幅続落となったことを受け、小幅に続落してスタート。
 その後は19日に発表された中国の金融緩和が好感され欧米株式市場が軒並み上昇したことを受け、一転して海外緩和マネーなどの買いの勢いが戻る展開となった。前週から動意付いていた銀行株のほか、電機や自動車など出遅れの主力株が幅広く買われ、22日(水)には日経平均が終値ベースで15年ぶりに2万円の大台を回復した。
 週末は相場の急速な上昇が警戒され利益確定売りが優勢となり、4日ぶりに大幅に反落した。

 日経平均は、前週比367円(1.87%)高の2万0020円と大幅に反発し、2万円の大台に乗せて取引を終えた。週間の振れ幅は777円と前週の337円から大幅に拡大した。


 来週は30日に最初のピークを迎える決算発表に注目したい。また、大型連休を控えて国内勢の様子見姿勢が強まるとみられる中、高水準な買い越しが続く海外投資家の動向に注視したい。

◆マーケット・トレンド(4月20日~4月24日)

【↓】 4月20日(月)―― 欧米・中国株安、円高を警戒、小幅続落
 日経平均 19634.49( -18.39)  売買高20億8443万株 売買代金 2兆3350億円

【↑】 4月21日(火)―― 3日ぶり大幅反発、TOPIXは7年5ヵ月ぶりに1600ポイント回復
 日経平均 19909.09( +274.60)  売買高22億9819万株 売買代金 2兆5776億円

【↑】 4月22日(水)―― 15年ぶりに終値で2万円を回復、大幅続伸
 日経平均 20133.90( +224.81)  売買高27億9542万株 売買代金 2兆8967億円

【↑】 4月23日(木)―― 3日続伸、米株高・円安・業績改善期待で
 日経平均 20187.65( +53.75)  売買高27億5047万株 売買代金 2兆9198億円

【↓】 4月24日(金)―― 利益確定売りで4日ぶり大幅反落、2万円台は維持
 日経平均 20020.04( -167.61)  売買高21億3939万株 売買代金 2兆3091億円

◆セクター・トレンド(4月20日~4月24日)

(1)野村 <8604> 、大和 <8601> など証券株が大幅高
(2)三菱UFJ <8306> など銀行、東京海上 <8766> など保険株は買い継続
(3)パナソニック <6752> など電機、ホンダ <7267> など自動車といった輸出株も買われた
(4)味の素 <2802> など食品、ファストリ <9983> など小売りといった消費関連株は反発
(5)中部電 <9502> 、関西電 <9503> など電力・ガス株は堅調
(6)三井不 <8801> 、菱地所 <8802> など不動産株はさえない

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