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【材料】<動意株・17日>(前引け)=クボテック、メディシノバ、日食化

 クボテック<7709>=前日に続くストップ高。人気化のきっかけは、古河電気工業<5801>が15日にクボテックなどと開発を進めている超電導フライホイール蓄電システムの実証機が完成し、試運転開始を発表したこと。同社は2月2日に、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製としては世界最大級となる外径2メートルのフライホイールの開発に成功したと発表しており、実用化に向けて着実に進展していることが買い手掛かりとなっているようだ。

 メディシノバ<4875>=ストップ高カイ気配。同社は16日取引終了後に、開発しているMN-001(タイペルカスト)の肝線維化を認めるNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)治療適応に対して、米国食品医薬品局からファストトラック(優先承認審査制度)の指定承認を受けたと発表。これによる早期の製品化などが期待されているようだ。ファストトラックとは、深刻な疾患に対する治療薬の開発を促進し、承認審査を早める制度。これに指定されると、早期の承認につながることが多く、医薬品がより早く患者の手元に届くことになる。

 日本食品化工<2892>=急反騰。16日の取引終了後、集計中の15年3月期連結業績について、売上高を従来予想の550億円から562億3000万円(前の期比6.9%減)へ、営業利益を同5億円から6億4000万円(同55.0%減)へ、純利益を同5億円から6億1000万円(同50.4%減)へ上方修正しており、これを好感した買いが入っている。工業用でんぷんや飲料向け糖化製品の販売が前回予想を上回ったことに加えて、燃料コストなどが減少したことが要因としている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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