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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):藍沢、ヤフー、OBARAG、西松屋チェ

■藍澤證券 <8708> 863円  +131 (+17.9%)   本日終値
 19日、東証が藍沢 <8708> [JQ]を26日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■ヤフー <4689> 510円  +30 (+6.3%)   本日終値
 19日、ヤフー <4689> が15年3月期の期末一括配当を従来計画の4.58~4.63円→8.86円(前期は4.43円)に増額修正したことが買い材料。将来の成長のための投資を継続しながら、株主への利益還元を強化する。16年3月期以降の期末配当も同額を継続していく方針を示した。

■OBARA GROUP <6877> 7,020円  +350 (+5.3%)   本日終値
 19日、OBARAG <6877> が発行済み株式数(自社株を除く)の5.18%にあたる100万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。 需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は20日から9月30日まで。このうち74万9600株を20日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で取得(買い付け価格は19日終値の6670円)する。同時に、20年満期のユーロ円建て転換社債型新株予約権付社債70億円を発行すると発表したが、悪材料視されなかった。

■西松屋チェーン <7545> 1,033円  -42 (-3.9%)   本日終値  東証1部 下落率8位
 19日、西松屋チェ <7545> が15年2月期の経常利益(非連結)を61.4億円→55.1億円(前々期は55.8億円)に10.3%下方修正し、一転して1.2%減益見通しとなったことが売り材料。消費増税の影響で大型の育児用品が伸び悩んだほか、気温が高めに推移したことで冬物衣料の販売も振るわなかった。

■インスペック <6656> 904円  +150 (+19.9%) ストップ高    本日終値
 19日に発表した「スイスのプリント装置会社を子会社化」が買い材料。
 スイスのプリント基板製造装置メーカーであるFEIE社の株式の過半を取得し子会社化。

■ニホンフラッシュ <7820> 1,780円  +220 (+14.1%)   本日終値
 19日、ニホンフラ <7820> [東証2] が15年3月期の連結経常利益を従来予想の24.5億円→28億円に14.3%上方修正。増益率が11.6%増→27.5%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。中国マンション向けや国内大型物件向けに内装ドアなどの受注が好調に推移する中、生産性の向上や原価低減によるコスト削減が奏功し、採算が改善する。業績上振れに伴い、今期の期末配当を従来計画の10円→20円(前期末は1→2の株式分割前で30円)に増額修正した。前日終値ベースの予想PERが11.1倍→9.8倍に低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■オールアバウト <2454> 845円  +74 (+9.6%)   本日終値
 19日、東証が20日売買分からオルアバウト <2454> [JQ]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■スマトブック <2330> 239円  +8 (+3.5%)   本日終値
 19日、スマトブック <2330> [JQ]が、子会社フォーサイドブックが2つの新規事業の提供を開始すると発表したことが買い材料。まず「“漫画”電子書籍出版・販売プラットフォーム」では、主力事業としてきた従来型の電子書店のビジネスモデルからの転換を目指す。幅広い一般ユーザーが自らの漫画作品を簡単に電子書籍にして販売でき、雑誌掲載や単行本化、メディア化、キャラクターグッズ展開といったチャンスを広げられる新サービスを展開する。また、「スマートフォン向けアプリケーション開発支援プラットフォーム」では、一般ユーザーが自ら考案した「新規アプリケーション企画」の募集を受け付け、「アプリケーション開発・販売・プロモーション等」を提供する新サービスを展開する。発表を受けて、2つの新規事業の将来性に期待する買いが向かった。

■トミタ電機 <6898> 359円  -80 (-18.2%) ストップ安    本日終値
 19日に決算を発表。「今期経常は71%減益へ」が嫌気された。
 トミタ電機 <6898> [JQ] が3月19日大引け後(16:00)に決算を発表。15年1月期の連結経常利益は前の期比66倍の1億9800万円に拡大したが、16年1月期は前期比70.7%減の5800万円に大きく落ち込む見通しとなった。
  ⇒⇒トミタ電機の詳しい業績推移表を見る

■ULSグループ <3798> 1,600円  -219 (-12.0%)   本日終値
 19日、東証と日証金がULSグルプ <3798> [JQ]について20日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

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