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【通貨】来週の為替相場見通し=米雇用統計の結果を注視

 来週の東京外国為替市場のドル円相場は、週末の米2月雇用統計に向け関心が集まる展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=118円50~120円50銭、1ユーロ=132円50~135円80銭。この週は24日のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言が注目されたが、米利上げの時期に関する方向性はみえず、市場には不透明感が強まった。ただ、26日に発表された1月消費者物価指数(CPI)のコア指数などが堅調だったことから、再度6月利上げ観測が強まりドルは119円台に乗せた。来週は6日の米雇用統計が注視されているが、週初の2日にはISM製造業景況感指数が明らかになるほか、4日に米ADP雇用統計が公表されるなど、注目の経済指標の発表が続く。3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向け、米国の経済動向への関心が高まっており、強めの結果が出た場合、120円台回復も見込める。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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