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【材料】本日の注目個別銘柄:新日本理化、ヤマハ発、沢井製薬など


<9984> ソフトバンク 7436 +121
堅調スタート。米スプリントが7%程度の株価上昇となっており、刺激材料と捉えられる格好のようだ。スプリントは、新たにLTEネットワークを900サイト構築すると一部で報じられているほか、コムサットのWiFi通話参入との思惑なども手掛かり材料になっているとの見方があるようだ。

<9831> ヤマダ電機 522 +26
買い先行。社長が自社株を買い増しと報じられている。資産管理会社と合わせて発行済み株式数の9.04%を保有していることが明らかになっており、昨年9月末時点での保有比率6.28%から3%弱買い増した計算になるようだ。筆頭株主のエフィッシモが13.16%を保有しており、今後も株式の取得合戦になるといった思惑なども高まりやすいようだ。

<3626> ITHD 2076 -29
さえない。みずほ証券では投資判断を「買い」から「中立」に格下げしている。目標株価は2260円に設定。株価上昇で金融向け需要の拡大は概ね織り込まれたと判断しているもよう。クレジットカードの大型案件は我々の従来想定からは約1年遅れ、規模も縮小する見込みであるようだ。2013年11月以降、株価は大きく上昇して、バリュエーションも相応に回復していると指摘。

<4406> 新日本理化 262 +40
急伸。特に目立った材料は観測されていない。仕手系材料株として位置づけの高い銘柄であり、全般的に物色の手掛かり材料が乏しくなってきている中、仕掛け的な動きが短期資金の関心を誘っているものとみられる。なお、同社の急伸が刺激となる格好で、ルック<8029>やカーバイド<4064>など、一部の材料株が賑わう形にもなっている。

<7272> ヤマハ発 2915 +113
しっかり。三菱UFJでは投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を3400円としている。北米を中心とした船外機・ジェットボートなどマリン製品の持続的販売拡大期待、 欧州でのリストラクチャリング、新興国二輪車事業が利益の本格的な回復局面を迎える可能性が高いことなどを評価ポイントとしている。15.12期は8期振りに過去最高益を更新し、16.12期、17.12期と連続2ケタ営業増益を予想しているようだ。

<4555> 沢井製薬 7500 -290
軟調。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に格下げ、マイナス材料視される展開になっている。消費増税に合わせた臨時の薬価改定が2017年4月に実施される可能性は高いと指摘、来期は薬価改定がないものの、その後3年連続で薬価改定が実施されれば、後発品はマイナス影響が最も大きく、利益率が最も高い同社への影響が特に懸念されると。

<4704> トレンド 3965 +115
買い優勢。決算発表後は、ジェフリーズや三菱UFJなどアナリストの評価引き上げが相次いでいるが、本日はモルガン・スタンレー(MS)でも投資判断を「アンダーウェイト」から「ニュートラル」に格上げしている。従来は家庭用ソフトの減収影響で長期的に減益傾向が続くと予想していたものの、法人向け新製品の拡大が足元では著しく、こうした傾向が継続すれば家庭向けの減収をカバーできると見直しているようだ。

<6632> JVCケンウッド 393 +5
買い先行。自動車メーカーでは、自動運転車の技術や部品の共同開発の検討を開始すると伝わっている。自動運転車の市場拡大に向けた前進と受け止められ、同社などの関連銘柄にはポジティブに捉えられているようだ。とりわけ、本日は目立った手掛かり材料も乏しいことで、値動きの軽い関連銘柄には短期資金の関心も集まりやすくなっている。

<2502> アサヒ 3736 +16
.5野村では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げ。過去2年においてのパフォーマンスはグローバルビールメーカーでトップ、堅調な業績や株主還元の積極化は株価にほぼ織り込まれたと指摘。ドライプレミアムの通年発売一巡、原料コストアップで15.12期営業利益は5%増益にとどまる見通しと。なお、野村ではサッポロも格下げ、ビール業界の投資魅力は薄まっているとしている。
《FA》

 提供:フィスコ

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