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【市況】あす(29日)の株式相場見通し=手控えられ一服商状、継続買いには不安感

 あす(29日)の東京株式市場は、翌30日が月末の経済統計発表の集中日となることに加え、4~12月期の決算発表が前半の山場を迎えることから、これを前にして手控えムードが強まり一服商状となりそうだ。
 市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、前日のNYダウ平均株価が大幅反落したことに加え、外国為替市場での円高・ドル安進行を嫌気して、ある程度の下落を見越した投資家が株価指数先物を売ったものの、米株価指数先物の時間外取引での上昇などを支えに、想定外の買い優勢となり、買い戻しを迫られた。今後も外国為替相場の動き次第で波乱含みとなる可能性は大きい」との見方が聞かれた。
 きょう大引け後に、好調な決算内容を発表したファナック<6954>は、日経平均株価への寄与度が大きいこともあり、あす寄り付きの株価動向に関心が集まりそうだ。
 28日の東京株式市場は、前日の欧米株安を受け大きく売り先行も、その後は押し目買いが入り戻り足に転じた。日経平均株価終値は、前日比27円高の1万7795円と小幅続伸した。
 日程面では、12月の商業販売統計速報に注目。海外では、米12月の中古住宅販売仮契約、ニュージーランド中央銀行政策金利発表が焦点になる


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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