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【市況】東京株式(大引け)=27円高、欧米株安も後場切り返す

 28日の東京株式市場は前日の欧米株安を受け大きく売り先行も、その後は押し目買いが入り戻り足に転じた。
 大引けの日経平均株価は前日比27円高の1万7795円と小幅続伸。東証1部の売買高概算は23億1264万株、売買代金概算は2兆3023億4000万円。値上がり銘柄数は1237、対して値下がり銘柄数は505、変わらずは120銘柄だった。朝方は値下がり銘柄数が1000を超えていたが、前引け時点で値上がりとほぼ同数となり、後場はプラス圏に切り返す銘柄が相次いだ。売買代金も増加傾向にある。
 きょうの東京市場は、朝方はリスク回避ムードが強かった。前日の欧米株が大幅安で、米国市場ではNYダウが291ドル安と売られ、日経平均は150円強の下げでスタート。しかし、下値では日銀のETF買いなどに対する期待や、好調な企業業績を背景とした押し目買いの動きが顕在化し、寄り後は急速に下げ渋る展開に。米株価指数先物が時間外で上昇するのを横目に、後場に入るとさらに買いが厚くなり、一時日経平均は1万7850円まで買われる局面があった。
 個別では、ソニー<6758>が堅調、NTT<9432>も買われた。ケネディクス<4321>が高く、中越パルプ工業<3877>はストップ高。ベスト電器<8175>が商いを膨らませ急騰、ヤマダ電<9831>も値を飛ばした。ゲンキー<2772>、SMK<6798>も大幅高。半面、三井住友<8316>が安く、ダイキン<6367>も軟調。日立国際<6756>が急落、前田道<1883>、NIPPO<1881>も大幅安。SUMCO<3436>、航空電子<6807>、新光電工<6967>も下落した。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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