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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):スカイマーク、河西工、ジェイエイシ、西松屋チェ

■スカイマーク <9204> 444円  +80 (+22.0%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 スカイマーク <9204> が続急騰。日経新聞が17日付で「国土交通省は、国内航空3位のスカイマークが羽田空港の発着枠を2015年2月以降も1日当たり36枠使えるようにする」と報じたことが買い材料視された。報道によると、国交省は安定収益が見込める羽田発着便を現状維持することで同社の経営を側面支援する。羽田発着の国内線は1枠あたり20-30億円の収入が見込めるドル箱路線で、同社ではこの発着枠を使い、日本航空や全日空との共同運航を探る。最大160億円前後の増収効果が期待される両社との提携に向けて環境が一歩整うとの見方が広がった。

■河西工業 <7256> 992円  +31 (+3.2%)   本日終値
 16日、河西工 <7256> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の97億円→107億円に10.3%上方修正。増益率が0.7%増→11.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。北米で自動車内装部品の販売が想定より伸び、売上が計画を上回ることが寄与。円安による収益押し上げ効果やコスト削減も上振れに貢献する。前日終値ベースの予想PERが8.4倍→6.4倍に低下し、割安感がさらに強まったことも買い気を誘った。

■ジェイエイシ <2124> 1,672円  +24 (+1.5%)   本日終値
 16日、ジェイエイシ <2124> [JQ]が11月度の連結売上高が前年比38.5%増となったと発表したことが買い材料。伸び率が30%を超えるのは2ヵ月連続。売上総利益も38.9%増と好調だった。

■西松屋チェーン <7545> 955円  -131 (-12.1%)   本日終値  東証1部 下落率トップ
 16日に決算を発表。「3-11月期(3Q累計)経常は3%減益で着地」が嫌気された。
 西松屋チェ <7545> が12月16日大引け後(17:00)に決算を発表。15年2月期第3四半期累計(3-11月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.6%減の49.4億円となり、通期計画の61.4億円に対する進捗率は5年平均の92.2%を下回る80.5%にとどまった。
  ⇒⇒西松屋チェーンの詳しい業績推移表を見る

■ユニチカ <3103> 57円  -3 (-5.0%)   本日終値  東証1部 下落率9位
 16日に発表した「子会社耐火スクリーンが遮煙性能未達」が売り材料。
 国土交通省が子会社製造の耐火スクリーン6241台について大臣認定取得を取り消し。遮煙性能が認定基準を満たしていないことが判明。実際には使用していない部材を使い認定を取得。

■Tホライゾン <6629> 229円  +18 (+8.5%)   本日終値
 16日、Tホライゾン <6629> [JQ]が子会社グラフィンが中国大手現地企業へスマートフォンなどに搭載されるカメラモジュール向け自動フォーカス調整装置「SG-1シリーズX304-FWU」の出荷を年内に開始すると発表したことが好感された。中国製スマートフォンの台頭に伴い、中国現地企業のカメラモジュールの生産量が飛躍的に伸びており、カメラモジュールのフォーカス調整も工員による手動調整から装置による自動調整への移行が始まろうとしている。そのタイミングを捉えた積極的な営業が功を奏し、大手現地企業の正式採用に繋がった。中国での今後の同装置の販売拡大に期待する買いが向かった。

■北野建設 <1866> 381円  +13 (+3.5%)   本日終値
 16日、北野建 <1866> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の27億円→39億円に44.4%上方修正。増益率が5.3%増→52.2%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。販売用不動産として保有していたニューヨークの物件売却などが利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが16.8倍→12.6倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

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