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【市況】5日の中国本土市場概況:上海総合指数は続伸、経済対策期待で資金流入が継続


5日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比38.19ポイント高(+1.32%)の2937.65ポイントと4日続伸した。年初来高値を連日で更新し、約3年7カ月ぶりに2900ポイント台を回復する。上海A株指数は40.32ポイント高(+1.33%)の3077.51ポイント。一方、外貨建てB株相場は下落。上海B株指数が3.83ポイント安(+1.35%)の279.47ポイント、深センB株指数が8.64ポイント安(+0.85%)の1004.70ポイントで引けた。出来高も急増し、上海と深センの両市場を合わせて1兆740億人民元に膨らんでいる。

高値圏で乱高下する展開だった。前日までの好地合いを継いで高くスタートし、上海総合指数は3%近く上昇したものの、買い一巡後に下げに転じて約3%下落。マイナス圏で前場の取引を終えた後、後場途中から再びプラスに転じ、引け際の数分で一気に上げ幅を広げている。指数は連日で高値を切り上げているため、相場に過熱感が高まっているが、中国の政策や域外からの資金流入に対する期待感が相場を支えた格好だ。

業種別では、証券株の上げが目立つ。マーケットの活況を手がかりに、ストップ高する銘柄が前日に続き続出した。このほか、銀行株やエネルギー株、自動車株、航空・軍事関連株なども高い。

【亜州IR】

《KO》

 提供:フィスコ

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