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【市況】21日の中国本土市場概況:上昇、景気テコ入れ策への期待が根強い


21日の中国本土市場は上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比34.13ポイント高(+1.39%)の2486.79ポイントと続伸した。上海A株指数は35.80ポイント高(+1.39%)の2603.94ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.21ポイント高(+0.84%)の266.26ポイント、深センB株指数が5.58ポイント高(+0.58%)の967.36ポイントで引けた。

朝安の後に買われる流れ。需給悪化などを警戒した売りが先行したものの、徐々に買いが優勢となった。11月のHSBC製造業PMIが下振れるなか、当局が景気テコ入れ策を打ち出すとの期待が改めて強まっている。中国当局は銀行の預貸率規制を一段と緩和する見通しと報じられたことで、銀行の与信枠が拡大するとの期待が浮上したことも追い風。指数は引けにかけて上げ幅を広げている。

金融株が相場をけん引する。なかでも証券株が買われ、招商証券(600999/SH)や興業証券(601377/SH)などがストップ高で引けた。このほか、不動産株や建材株、農業関連株、港湾株、メディア関連株、IT・ハイテク関連株なども上げが目立っている。

《KO》

 提供:フィスコ

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