市場ニュース

戻る
 

【市況】まずは15000円固め、その後次ぎのマド埋めへ/後場の投資戦略


日経平均 : 15018.55 (+486.04)
TOPIX  : 1217.91 (+40.69)

[後場の投資戦略]

 日経平均は前週空けたマド下限から始まると、その後も上げ幅を広げており、マド埋めを完了した。抵抗意識が強まっていた8月安値をクリアしており、目先的な底打ち感が意識されてきている。また、節目の15000円を回復するなど、出来過ぎ感のある上昇になっている。テクニカル面ではボリンジャーバンドの-2σをクリアし、-1σとのレンジ。パラボリックではSAR値が15100円辺りまで下がってきているため、陽転シグナル発生が近づいている。まずは15000円固めとなろうが、その後は次ぎのマドである15100-15200円処を埋めてくるかを見極めることになりそうだ。
 また、上昇の一因となった欧州の量的緩和期待について、数日以内に欧州中銀が量的緩和に踏み切るかどうかが焦点となりそうだ。また、米国では10月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)でQE3終了が見込まれているが、世界的な景気懸念を背景に、量的緩和終了の先送り検討なども聞かれてきている。これらを見極めつつ、押し目拾いのスタンスといったところか。(村瀬智一)
《FA》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均