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【材料】サイオステクノロジー---継続的成長実現のための成長戦略投資を継続


サイオステクノロジー<3744>は、オープンソースソフトウェア(OSS)を軸に、WebアプリケーションやOS(基本ソフトウェア)、ITシステムの開発、基盤構築、運用サポート等の事業を展開。現在はこれらにクラウド向け新製品、モバイルアプリケーション用プラットフォーム、ビッグデータ向けサービス等の開発に注力し、また米国Red Hat社とともにOSS関連事業を強化。その他、ソーシャルメディア用ソリューション、事業継続ソリューションなどを手掛ける。

なお、足元の業績では、2014年12月期第2四半期(14年1-6月)売上高が前年同期比11.2%増の36.45億円、営業利益が同63.6%減の0.53億円、経常利益が同61.3%減の0.60億円、四半期純利益が同96.4%減の0.04億円だった。売上高は2ケタ増となり、利益面については営業・マーケティングの強化や自社製品開発のための先行投資、積極的に人員採用を進めたこと等により販売費及び一般管理費が増加した影響。

成長戦略投資の成果として、「LifeKeeper」(米国子会社SIOS Technology Corp. の開発製品)の新バージョンをリリース、クラウド対応を強化。また、新たなOSS(オープンソースソフトウェ)関連商品として、ゲームやSNS等の大規模なWebサイトでの利用が拡大している米国Nginx, Inc.のWebサーバーソフトウェア「NGINX Plus」の販売を開始。新規事業であるビッグデータソリューションは、ビッグデータの収集サービス「SIOS Data Collector」、及びビッグデータの加工・出力サービス「SIOS Data Mart」の販売を発表。

第3四半期以降も、引き続き継続的成長実現のため積極投資を続ける計画。14年12月期については、売上高が前期比8.7%増の72.00億円、営業利益が同59.4%減の1.00億円、経常利益が同62.3%減の1.00億円、純利益が同72.9%減の0.30億円を見込んでいる。

《TM》

 提供:フィスコ

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