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【市況】個人のセンチメントを探りながらの中小型株物色か【クロージング】


16日の日経平均は反落となり、36.76円安の15911.53円(出来高概算18億6000万株)で取引を終えた。米国市場の不安定な値動きや円相場の円安一服を受けて、利益確定の売りが先行した。その後狭いレンジ内での取引が続く中、後場寄り付き直前に首都圏で地震が発生したことで先物市場で売り仕掛けの動きもみられた。ただ、売り込む流れにはならず、円相場も再び円安傾向となる中、15900円を回復して終えている。

指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>が終日強含みで推移しており、日経平均を下支えしている。また、ソフトバンクが強含みで推移していることから個人主体の投資余力が拡大し、バイオ、ゲーム関連など中小型株物色への安心感にもつながっている。一方、不動産、保険、銀行などの弱さが目立っており、相場全体を押し上げるには、追加緩和などの政策対応が期待されるところ。そのため、明日以降もソフトバンクを睨みながら、個人のセンチメントを探りながらの中小型株物色に向かいやすいだろう。

《KO》

 提供:フィスコ

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