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【市況】概況からBRICsを知ろう~中国本土市場は反発、自律反発狙いの買い戻しが先行


【ブラジル】ボベスパ指数 61288.15 +1.65%
29日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比997.28ポイント高(+1.65%)の61288.15で取引を終えた。指数構成銘柄での値上がりは51、値下がりは18で、変わらず1であった。

この日発表されたブラジルの4-6月期GDPが予想以上の落ち込みとなり、1-3月期もマイナス成長に下方修正され、景気後退入りの状況となったことを受けて、取引開始当初は売りが優勢になる場面もみられた。

【ロシア】MICEX指数 1400.71 -1.62%
29日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比23.07ポイント安(-1.62%)の1400.71で取引を終了した。指数構成銘柄での値上がりは16、値下がりは34であった。

前日終値(1423.78)水準で寄り付き、高値1428.58をつけた後は、ほぼ一方向に1400.51まで軟調推移となった。30日に開催される欧州連合(EU)首脳会議で、「ウクライナの緊張が議題になり、対ロシア制裁強化も視野に協議する」(メルケル独首相、28日の発言)とされていることが懸念材料となり、売りが優勢になった。通貨ルーブルも、対米ドルで37.2115まで下落した。

【インド】SENSEX指数 休場
8月29日のインド株式市場は休場。

【中国本土】上海総合指数 2217.20 +0.97%
8月29日の上海総合指数は反発。上海総合指数は前日比21.38ポイント高(+0.97%)の2217.20、深セン成分指数は同1.27%(98.17ポイント)高の7841.70で取引を終えた。上海総合指数は総じて堅調に推移し、終値で再び2200台を回復した。前日にこの節目を割り込んだ後とあり、自律反発狙いの買い戻しが先行。また、西安市などが新たに住宅購入制限を廃止したことや、堅調な企業業績が支援材料となった。

《FA》

 提供:フィスコ

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