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【材料】本日の注目個別銘柄:ビックカメラ、KLab、前田建設など


<7211> 三菱自動車 1167 +19
しっかり。クレディ・スイス(CS)では投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を1500円としている。株式の全量処理、復配を経て、今後新たな成長ステージに移行することを期待材料と捉えているようだ。今期営業利益は1610億円を予想、会社計画1350億円やコンセンサスの1400億円強を大幅に上振れと想定している。なお、岡三でも投資判断を新規に「強気」としてカバレッジを開始しているもよう。

<8267> イオン 1174 -2
.5もみ合い。運営している全国の大型商業施設に保育所を設けると報じられている。18年春をメドに46都道府県でそれぞれ1箇所以上の商業施設に認可保育所を導入する計画のようだ。消費者の囲い込みなど本業との相乗効果が見込めるともされているが、足元で本業の小売業の業績が伸び悩んでいる中、先行きへの期待感などは高めにくい状況でもあるようだ。

<3048> ビックカメラ 900 +11
買い先行。今8月期営業利益は前期比5割増の200億円前後になる公算が大きいとの観測報道が伝わっている。従来予想は同13%増の148億円であり、大きく上回る可能性と。薄型テレビやエアコンなどの販売が好調のもようで、子会社化したコジマ<7513>とのシステム統合も採算改善に寄与する形に。第3四半期時点で通期予想は上回っていたものの、市場予想も150億円強の水準であったため、ポジティブに評価する動きが先行へ。

<4508> 田辺三菱製薬 1562 -33
さえない。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も1500円から1300円に引き下げている。後発品やバイオシミラーなど国内の事業環境が厳しい中、米国特許満了まで4年半となっているポストGilenyaの新薬は見当たらないと指摘。今後5年は横ばい成長にとどまり、19-20年に業績は急落する可能性としているもよう。

<4246> DNC 2900 +325
大幅高。野村では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を3800円としており、評価材料につながっている。マツダ向けの海外増産に加え、ダイハツ向けの拡販が進展して、来期にかけて高い利益成長が予想されると評価。株価はこうした利益成長を織り込み切れておらず、バリュエーションには割安感が強いと指摘。決算で利益成長進展が確認されることが株価上昇のカタリストと。

<3656> KLab 2063 +191
上げ目立つ。大和では業績予想を上方修正、今第3四半期の会社計画は売上高を控えめに見た保守的な内容であるとしている。14.12期営業利益は13億円から24.7億円に、15.12期は22.3億円から39億円にそれぞれ上方修正へ。会社側の保守的見通しが株価調整につながった経緯があり、買い安心感が高まる形にもなっているようだ。

<6269> 三井海洋開発 2841 +170
しっかり。バークレイズでは目標株価を2950円から3300円にまで引き上げている。FPSO建造マージンの改善、来12月期の受注予想の引き上げなどを背景に、来12月期の営業利益予想を130億円から154億円に増額修正しているもよう。なお、前日にはUBSが投資判断を買い推奨に格上げしていた。

<4661> OLC 20810 +995
小高く寄り付き後は上げ幅を広げる展開になっている。人気映画「アナと雪の女王」をテーマにした新イベントを今冬に導入すると発表、冬場の集客力向上に寄与していくとの期待感が先行へ。信用倍率0.3倍という売り長の状況下、徐々に買い戻しの動きなども強まってきているものと観測される。なお、野村では、8月の訪園者数は弱含みだが、9月のアトラクションリニューアルオープンに期待とも。

<1824> 前田建設 928 -37
軟調。大和では投資判断を「2」から「3」に格下げしている。利益率の改善は想定以上として、今期以降の業績予想を上方修正しているが、株価は年初来で約41%上昇しており、割安感に乏しくなったと判断しているようだ。なお、本日は建設株全般に利食い売りが先行、同セクターは業種別下落率のトップになっている。
《FA》

 提供:フィスコ

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