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【材料】本日の注目個別銘柄:コロプラ、日医工、MUTOHHDなど


<3668> コロプラ 4655 +355
急伸、売買代金は全市場で圧倒的なトップとなっている。ミクシィ<2121>が本日もストップ高買い気配となっており、ゲーム関連銘柄の刺激材料に。同社のほか、ガンホー<3765>やKLab<3656>などの強い動きも目立っている。同社に関しては、「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」のキャラクターをモチーフとしたプライズゲーム機用景品の第2弾、スマホ向けアプリ「合体RPG 魔女のニーナとツチクレの戦士」iOS版の配信開始を発表している。

<7552> ハピネット 2048 -271
大幅安。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は8.3億円で前年同期比37.6%増益、上半期計画16億円に対する進捗率は50%を超過している。バンダイのキャラクター商材の好調などが好業績の背景に。ただ、「妖怪ウォッチ」が社会現象となるまで人気化、先にバンダイナムコHD<7832>が想定以上の好決算を発表していたことで、「妖怪ウォッチ」関連として同社に対する期待感は高まっていた。決算の実績数値は、想定されたほどインパクトが大きくないといった見方にも。

<6361> 荏原製 595 -23
売り先行。前日に第1四半期決算を発表しているが、ネガティブに受け止められる格好に。営業損益は14.7億円の赤字、前年同期比では4.8億円の損益改善に。通期予想は据え置いている。また、受注高は前年同期比27%の減少となっている。利益面では季節性が高いこと、受注面では前年同期の大型案件の反動などが、低進捗、受注減少の背景であり、ほぼ会社計画線上ではあるとみられるが、期待感の反動がひとまずは強まる格好へ。

<7999> MUTOHHD 501 -22
売り優勢。前日に第1四半期決算を発表、経常増益率が限定的であること、業績予想が据え置かれていることなどから、短期的な出尽くし感へとつながっているようだ。営業利益は6.2億円で前年同期比2.1倍、上半期計画の5億円を超過する格好に。ただ、為替差益の一巡で、経常利益は同3.1%の小幅増益にとどまっている。通期営業利益予想は前期比39%減益見通しを据え置きへ。前日にはやや期待感なども先行していたとみられる。

<7606> ユナイテッドアローズ 3830 +105
しっかり。SMBC日興証券では投資判断を新規に「1」、目標株価を4300円としている。同社の属するセレクトショップ業界はアパレル市場の勝ち組であること、強いブランド力から新規ブランド立ち上げによる成長が期待できること、Eコマースおよび、O2Oの取り組みに先行していることなどの中長期成長ポテンシャル、同社の経営姿勢を高く評価しているようだ。

<4541> 日医工 1582 +123
しっかり。昨日発表した決算内容が評価材料になっている。営業利益は25.9億円で前年同期比17.2%増益、上半期計画40億円、同7.6%増益に対して順調なスタートに。後発品事業が会社計画を超過、7月も順調推移が継続しているもよう。収益性改善の取組進展で利益率なども上昇傾向のようだ。野村では目標株価を1900円から2000円に引き上げている。

<1916> 日成ビルド 279 -28
急落。前日に発表した第1四半期決算内容が嫌気される格好に。営業利益は1.7億円で前年同期比24.6%減と減益決算に。通期では4割の営業増益計画であっただけに、好決算発表期待は高かったものとみられ、失望感が先行しているようだ。会社側では、選別受注の強化によって売上は減少しているが、利益面では概ね計画どおりに進捗としている。

<9413> テレビ東京 2170 +130
堅調で連日の高値更新。三菱UFJでは投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を2200円から2500円に引き上げている。主要広告主のテレビ広告需要拡大、堅調な視聴率によるスポット・タイム売上高の安定成長、「妖怪ウォッチ」関連収入の拡大などを背景に、業績は2ケタ営業増益が続くと想定している。今期営業利益は、会社計画の45億円に対して62億円を予想している。

<5401> 新日鉄住金 299.1 +2
.5買い先行。業種別騰落率では、一時鉄鋼セクターが上昇率のトップになっている。クレディ・スイス(CS)では、同セクターのファンダメンタルズは想定どおり改善、株価は逆行安で買い機会が再度到来と指摘。今後の株価上昇のカタリストとしては、8月中旬以降の鉄スクラップ価格上昇と鉄鋼市況の先高感、9月頃に生じてくる中間決算の上振れ期待などとしている。

<9104> 商船三井 354 +3
しっかり。本日は海運セクターが業種別上昇率の上位になっている。岡三では、海運大手3社の投資判断を一斉に「中立」から「強気」に格上げしており、評価材料となっている。同社に関しては、目標株価を400円から450円にまで引き上げている。ドライバルク船部門の市況は今秋以降の回復が期待されるほか、コンテナ船事業でも費用効率化の進展や荷動きの堅調な推移が期待できるとしている。PBR水準は過去3 年間のレンジ内にあって、割安感もあると指摘。
《FA》

 提供:フィスコ

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