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【市況】4日の中国本土市場概況:大幅反発で8カ月ぶり高値、先高期待から押し目買い優勢に


4日の中国本土市場は大幅反発。上海総合指数は前営業日比38.03ポイント高(+1.74%)の2223.33、深セン成分指数は同125.93ポイント高(+1.60%)の8006.91で取引を終えた。

上海総合指数は朝方から堅調に推移し、じりじりと上げ幅を拡大。終値で昨年12月10日以来、約8カ月ぶりの高値を付けた。資金流入期待などから相場の先高感が強まる中、前週末の下落を受けた押し目買いが先行。金融や石油、石炭など大型株を中心に買い戻しが入り、指数を押し上げた。前日3日に発表された中国の7月非製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月から低下したものの、市場の反応は限定的だった。

セクター別では、証券株が高い。業績改善期待に加え、今月11日に上海・香港間の株式相互取引のテストが行われるとの報道が支援材料。また、当局が証券会社のイノベーションを支援する方針を示したことも好感された。このほか、中国光大集団の再編案が承認されたことで、傘下の光大銀行(601818/CH)や光大証券(601788/CH)が買い進まれた。

鉄道関連も値を上げた。タイ当局が同国と中国を結ぶ高速鉄道の建設計画を承認したことがあらためて材料視された。また、中国神華能源(601088/CH)が今月1日付で発電用石炭の値上げを行ったとの報道を受け、石炭株が大きく上昇。業界最大手の値上げを受け、その他各社も追随するとの観測が広がった。

《KO》

 提供:フィスコ

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