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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):サイネックス、DMP、ビーマップ、DLE

■サイネックス <2376> 978円  +150 (+18.1%) ストップ高    本日終値
 サイネックス <2376> [JQ]がストップ高。日経新聞が4日付で「地域情報誌を発行するサイネックスは『ふるさと納税』の関連業務を自治体から一括して請け負う事業を始めた」と報じたことが買い材料視された。報道によると、「ふるさと納税」を募る広告宣伝や納付の証明書(受領書)の発送に加え、一部の自治体が実施する特産品の選定や発送など全業務を代行する。代行サービスの手数料は寄付金の15-20%をメドとし、ふるさと納税が未導入の自治体向けに仕組み作りも請け負うという。初年度の受注目標は40件。500近い自治体を顧客に抱える同社がふるさと納税の全業務代行を展開するとあって、将来的な業績貢献に期待する買いが殺到した。

■DMP <3652> 1,046円  +150 (+16.7%) ストップ高    本日終値
 7月31日、DMP <3652> [東証M]がGPU(グラフィック・プロセッサ・ユニット=画像処理半導体)として世界最小サイズを実現するIPコア(LSIを構成する機能別回路情報)を開発したと発表したことが引き続き買い材料視された。開発したのは製品名「ant」で、現在スマートフォンに搭載されているGPUと比較して、コアサイズを0.5mm×0.5mmに抑え、面積比で20分の1を実現できる。ウエアブル端末など小型・軽量デバイスにおける精細かつスムーズな描画を可能にする高性能で小型・低消費電力化が進むGPUニーズに対応。シリコンコストの低減やパッケージの小型化、バッテリーの長寿命化に貢献するほか、歪み補正機能も搭載し、メガネや時計など曲面ディスプレーへの描画も補正できる。同社では、スマートウオッチやスマートグラスなどのウエラブル機器や家庭用ヘルスケア機器、医療機器、ロボット、家電など向けに、14年度中にIP提供をする予定としており、将来的な収益貢献を期待する買いが殺到。

■ビーマップ <4316> 1,048円  +150 (+16.7%) ストップ高    本日終値
 1日、ビーマップ <4316> [JQG] が決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)が前年同期比2.9倍の7700万円に急拡大して着地したと発表したことが買い材料。無線LANなどの社会インフラ向けのシステム開発・サービス提供を手掛ける主力のクロスメディア事業のセグメント利益が大型案件の受注もあって65.5%増と急拡大した。コンシューマ向けサービスの一部廃止が響いたナビゲーション事業や、大手飲食店チェーン向けの映像配信システムの販売が激減したソリューション事業は振るわなかったものの、主力事業の好調が補った。上期(4-9月)計画の3000万円をすでに大幅に上回ったことから、業績上振れを期待する買いが殺到した。

■ディー・エル・イー <3686> 1,163円  +124 (+11.9%)   本日終値
 1日、DLE <3686> [東証M]が赤塚不二夫生誕80周年企画として国民的名作ギャグマンガ「天才バカボン」初の長編アニメ映画「天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~」を製作し、15年春に公開すると発表したことが買い材料。1967年の連載開始から94年まで数多くの雑誌に掲載され、アニメ作品も4シリーズが放映された赤塚不二夫の代表的な人気作を映画化するとあって、公開による業績貢献に期待する買いが向かった。

■日本抵抗器製作所 <6977> 343円  +35 (+11.4%)   本日終値
 1日、東証が4日売買分から抵抗器 <6977> [東証2]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■クボテック <7709> 294円  +23 (+8.5%)   本日終値  東証1部 上昇率9位
 1日、クボテック <7709> が決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益が4億2100万円の黒字(前年同期は7400万円の赤字)に転換したことが買い材料。液晶をはじめFPDメーカーの設備投資に一部動きはあったものの慎重な動向が続き、売上高は前年同期比22.6%減と振るわなかったが、新大阪営業所の土地建物の売却益5億3900万円を特別利益に計上したことが寄与した。11四半期ぶりの最終黒字浮上を素直に好感する買いが向かった。

■アルコニックス <3036> 1,664円  +105 (+6.7%)   本日終値
 アルコニクス <3036> が急反発。日経新聞が2日付で「非鉄専門商社のアルコニックスの2014年4~6月期の連結経常利益は、前年同期比57%増の17億円前後となったようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると、自動車部品メーカー向けに伸銅品が伸びたほか、超硬工具の原料となるタングステンが堅調。4月に持ち分法適用会社とした住宅資材メーカーの業績も寄与したという。会社側の上期(4-9月)計画(24億円)に対する進捗率はおよそ70%に達する計算となり、業績上振れを期待する買いが向かった。

■SDSバイオ <4952> 843円  +53 (+6.7%)   本日終値
 SDSバイオ <4952> [東証2]が急反発。日経新聞が2日付で「農薬メーカー、エス・ディー・エスバイオテックの2014年1~6月期の連結営業損益は、3億3000万円前後の黒字になったようだ。前年同期は6400万円の赤字」と報じたことが買い材料視された。なお、会社側による上期(1-6月)の売上高・利益項目の予想は非開示。報道によると、水稲用の除草剤が国内外でともに好調で、売上高は前年同期比3割増の60億円強に伸びたという。通期予想(営業利益13億5200万円)に対する上期の進捗率は24.4%にとどまると試算されるが、繁忙期の下期を控えて上期好調が伝えられたとあって、業績上振れを期待する買いが向かった。

■日本アビオニクス <6946> 183円  +5 (+2.8%)   本日終値
 日本アビオ <6946> [東証2]が反発。日経産業新聞が4日付で「日本アビオニクスは微細溶接に適したファイバーレーザー溶接機を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「溶接部に照射するビーム径を競合他社の5分の1に細くしたことで、精密に金属接合できる。発振するレーザーのズレをリアルタイムに補正する機能も搭載した」という。2次電池の部材接合や電子部品の封止溶接など向けに売り込むとしており、収益拡大に期待した買いが向かった。

■ダイトエレクトロン <7609> 431円  +1 (+0.2%)   本日終値
 1日、ダイトエレク <7609> が14年12月期の連結経常利益を従来予想の4億1000万円→5億円(前期は2億5200万円)に22%上方修正したことが買い材料。電子機器や部品事業を中心に好調に推移していることが主因。自動車関連市場や半導体製造装置関連市場向けにコネクタやハーネスの売上が堅調。アミューズメント市場向けにICカードシステムが伸びたことも寄与する。同時に発表した第2四半期累計決算(1-6月)の同利益は前年同期比6.9倍の2億2800万円に急拡大し、従来予想の4000万円を上回って着地した。

●ストップ高銘柄
 インスパイアー <2724> 375円  +80 (+27.1%) ストップ高    本日終値
 アクセルマーク <3624> 1,935円  +400 (+26.1%) ストップ高    本日終値
 イトーヨーギョー <5287> 1,550円  +300 (+24.0%) ストップ高    本日終値
 テックファーム <3625> 1,641円  +300 (+22.4%) ストップ高    本日終値
 神島化学工業 <4026> 440円  +80 (+22.2%) ストップ高    本日終値
 など、12銘柄

●ストップ安銘柄
 ETFS商品 <1684> 1,054円  0 (0.0%) ストップ安    本日終値
 など、1銘柄

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