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【材料】ホットリンク---ソーシャルメディア分析データの利活用の促進による成長期待


ホットリンク<3680>は、ソーシャル・ビッグデータ活用を支援するクラウドサービスを提供する。ビジネスモデルはクラウド型と受託型に区分される。

クラウド型は、月額利用料を課金する収益モデルであり、ソーシャルメディア分析を行う「クチコミ@係長シリーズ」及びリスクモニタリングを行う「e-mining」の提供(SaaS)、「クチコミ@係長API」を通じてTwitter、ブログ、2ちゃんねる等のデータ及び評判分析や話題語分析を行う「分析エンジン」の提供(ソリューション)を行っている。

受託型は、プロジェクト単位で課金する収益モデルであり、ソーシャル・ビッグデータを活用したコンサルティングの提供(ソリューション)を行っている。足元では経済産業省が設立した「データ駆動型(ドリブン)イノベーション創出戦略協議会」に選出されている。本協議会は、今後の経済の発展のためには、企業が壁を超えてデータを共有・活用し、新たな付加価値を生む取組=“データ駆動型(ドリブン)イノベーション”に焦点を当て、異業種間でのビッグデータの利活用の促進を目的としたもの。

また、中国語の「つぶやき」データの販売を始める。中国外で短文投稿サイト「新浪微博(シナウェイボー)」のデータ再販権を持つ米ソーシャルジスト社が販売する中国のソーシャルメディアデータに関して、中国を除くアジア太平洋地域における独占的な販売代理権を取得。シナウェイボーのソーシャルメディアの公式なデータを中国を除くアジア太平洋地域において販売することが可能となり、シナウェイボー以外の主要中国ソーシャルメディアデータの販売展開を予定している。企業は日本国内で、中国のネット上の口コミを分析したり風評を調べたりできるほか、中国で事業展開する製造業や小売業に売り込むと伝えている。

その他、第1四半期期間の取組みとしては、ネットイヤーグループとの業務提携、ソーシャル・ビッグデータを活用した予兆発見・分析ソリューション「予兆@分析官」の提供開始。ガイアックスとの協業および業界に特化したソーシャルメディア分析データの無償提供、学術研究用途用として全上場企業に関するソーシャル・ビッグデータの提供開始を行っている。なお、業務提携の進捗としては、既に共同受注が開始され小規模ながらも堅調に売上増加に寄与している。

《TM》

 提供:フィスコ

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