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【市況】2日の中国本土市場概況:上海総合は3日続伸、防衛関連などテーマ株が上昇


2日の中国本土市場は上昇。上海総合指数は前日比9.04ポイント高(+0.44%)の2059.42と3営業日続伸、深セン成分指数は同12.88ポイント高(+0.18%)の7310.38と反発した。

上海総合指数は不動産市場の先行き懸念などで売られる場面も見られたが、大引けにかけて再び買いが膨らむ展開となった。中でも防衛・衛星関連が大きく上昇し、相場を押し上げた格好。また、習近平国家主席の訪韓を明日3日に控え、貿易拡大への期待感から港湾株などが買われた。このほか、前日に発表された中国政府版の6月製造業購買担当者景気指数(PMI)が上昇したことも引き続き下支え要因となった。

防衛・衛星関連については、中国とロシアが航空・衛星分野での協力で覚書を交わしたことが追い風となった。また、日本政府が憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行ったことも、軍需銘柄への思惑的な買いにつながったようだ。

一方、市場の先行き懸念から不動産株が下落したほか、足元堅調だった非鉄金属などに利益確定売りが出た。不動産株を巡っては、6月も住宅価格の下落が続いたことや、デベロッパーの資金繰り悪化に関する報道が弱気材料となった。

《KO》

 提供:フィスコ

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