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【市況】26日の中国本土市場概況:反発、IPO銘柄の好調を受けて約1週間ぶり高値


26日の中国本土市場は反発。上海総合指数は前日比13.18ポイント高(+0.65%)の2038.68、深セン成分指数は同74.23ポイント高(+1.03%)の7291.88で取引を終えた。

上海総合指数は総じて堅調に推移し、終値で今月18日以来、約1週間ぶりの高値を付けた。約4カ月ぶりの再開となる新規株式公開(IPO)について、本日26日に第1陣となる3社が上場。相場への影響を見極めたいとの思惑から朝方はもみ合ったが、ほどなく上げ幅を広げた。同3社が大幅高となったことで、同業銘柄や関連セクターに買いが波及。全体相場の活性化につながるとの期待につながった。ただ、指数は2040水準では上値も重く、後場にはプラス圏での小幅な値動きに終始した。

本日上場したのは、龍大肉食(002726/CH)、雪浪環境(300385/CH)、飛天誠信(300386/CH)の3社。いずれも深セン市場に上場し、公開価格比40%以上の上昇で初日の取引を終えた。IPO銘柄の人気化を受けて、飛天誠信と同業の情報セキュリティ関連などに物色が向かったほか、IPO再開による収益増への期待感から証券セクターも堅調だった。

また、不動産セクターも総じてしっかりと推移。地元メディアは25日、内モンゴル自治区のフフホト市が住宅購入制限の廃止を通達したと報じた。これまでにも複数都市が規制を緩和していると伝わっていたが、正式な文書を発表したのは同市が初めてという。ただ、同通達を巡っては、「すぐに撤回された」との報道もあり、情報が錯綜している。

《KO》

 提供:フィスコ

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