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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):アキュセラ、サニックス、日水、カルソカンセ

■アキュセラ・インク <4589> 907円  +150 (+19.8%) ストップ高    本日終値
 バークレイズ証券が28日付で投資判断を新規に「オーバーウエイト(強気)」とし、目標株価を2500円に設定したことが買い材料視された。

■サニックス <4651> 1,545円  +145 (+10.4%)   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 28日、サニックス <4651> が3ヵ年の中期経営計画を発表。最終年度の17年3月期に営業利益340億円(14年3月期実績は45億円)、営業利益率10.3%(同5.4%)を目標に掲げたことが好感された。産業用太陽光発電事業や資源循環型発電事業を拡大するほか、電力小売り・卸売り事業の本格立ち上げにより目標達成を目指す。営業利益で前期比7.5倍成長を掲げる意欲的な計画を好感する買いが殺到した。

■日本水産 <1332> 324円  +30 (+10.2%)   本日終値  東証1部 上昇率2位
 SMBC日興証券が28日付で日水 <1332> の投資判断を「2(中立)→1(強気)」に引き上げ、目標株価を240円→370円に増額したことが買い材料視された。リポートによると15日発表の14年3月期決算と15年3月期の会社計画が株式市場でポジティブ視された後ではあるが、同社の構造改革効果を業績予想へ反映すると、バリュエーション面での割安感が強いことを考慮したという。強気で臨みたい3つの理由として、(1)15年3月期以降の業績予想を増額修正、(2)構造改革にめど、当期利益水準向上、(3)高まる復配の可能性を挙げている。同証券では、15年3月期の連結営業利益は前期比19.2%増の166億円(会社予想は155億円)、16年3月期は151億円、17年3月期は159億円と予想している。

■カルソニックカンセイ <7248> 641円  +47 (+7.9%)   本日終値  東証1部 上昇率8位
 モルガン・スタンレーMUFG証券が28日付でカルソカンセ <7248> の投資判断を「イコールウエイト(中立)→オーバーウエイト(強気)」へ引き上げ、目標株価を600円→800円に増額したことが買い材料視された。同証券によると、コスト低減に加え、軽量EGRクーラーなど競争力ある商品の投入が利益を牽引するほか、中期的な成長機会の拡大、財務体質の改善を評価している。同時に日経産業新聞が29日付で「カルソニックカンセイは車向けに新型のスイッチを開発した」と報じたことも支援材料となっている。

■FDK <6955> 185円  +9 (+5.1%)   本日終値
 日経新聞が28日付で「FDKは、厚さ0.4ミリメートルと極薄のリチウム電池を本格量産する」と報じたことが引き続き買い材料視された。報道によると、量産するのはパスワードを表示する小型ディスプレーを搭載した新型クレジットカードの電源向けで、最長5年程度表示し続けるだけの電力が供給可能。14年度に13年度実績比25倍の年間500万個、16年度には年間2400万個に生産規模を拡大し、欧米のカード大手に納入するという。

■資生堂 <4911> 1,730円  +23 (+1.4%)   本日終値
 資生堂 <4911> が大幅続伸。日経新聞が29日付で「(資生堂が)2014年度は新商品を前年度に比べ4割多い200品前後投入する一方、ほぼ同数の商品の販売を終える」と報じたことが買い材料視された。報道によると、主力ブランドの品揃えを充実しながら商品の改廃ペースをあげ、売り場の魅力を高めるという。新商品攻勢により市場シェアが20%近くに低下した国内販売のテコ入れを急ぐとしており、シェア奪回による収益力の底上げに期待する買いが向かった。

■日本マイクロニクス <6871> 5,870円  -530 (-8.3%)   本日終値
 28日、東証と日証金が日本マイクロ <6871> [JQ]について29日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■日本通信 <9424> 676円  -44 (-6.1%)   本日終値
 28日、東証と日証金が日本通信 <9424> [JQ]について29日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■メディネット <2370> 305円  +45 (+17.3%)   本日終値
 28日、メディネット <2370> [東証M]が「CTLとγδT細胞の同時誘導方法」の特許が日本で成立したと発表したことが買い材料。特許が成立したのは、これまで同時培養が困難とされてきた、がん細胞を狙い打ちする役割を持つT細胞(細胞傷害性T細胞、CTL)とγδT細胞を体外で同時に培養する技術。同技術により、これまで煩雑化していた培養工程を簡便にし、効率よく細胞を増殖することができるようになる。今後、細胞医療製品や免疫細胞治療への応用も見据え、実用化に向けて開発を進めるとしており、将来的な業績貢献に期待する買いが殺到した。

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