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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ミクシィ、石油資源、日本通信、PALTEK

■ミクシィ <2121> 9,610円  +1,380 (+16.8%) 一時ストップ高    11:30現在
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が20日付でミクシィ <2121> [東証M]の投資判断を「アウトパフォーム(強気)」で継続し、目標株価を7800円→1万2500円に増額したことが買い材料。リポートでは、「モンスターストライク(モンスト)」の売上高が6月以降は横這いとする会社前提は現実的ではないと報告。「モンスト」の14年1-3月期売上高31.1億円→4-6月期69.4億円→7-9月期93.2億円への大幅増収を株価は織り込みにいくとみている。同証券では、15年3月期の連結営業利益を従来予想の68億円→155億円(会社計画は100億円)、16年3月期は64億円→184億円に上方修正。続く17年3月期は200億円の大台に乗せると予想している。

■石油資源開発 <1662> 4,130円  +240 (+6.2%)   11:30現在  東証1部 上昇率5位
 SMBC日興証券が20日付で石油資源 <1662> の投資判断を「2(中立)→1(強気)」に引き上げ、目標株価を4000円→6000円に増額したことが買い材料視された。同証券によると、ガラフ油田やカナダ・モントニーシェールガスなど海外プロジェクトの貢献や、探鉱費の減額により、予想経常利益を15年3月期を従来の312億円→454億円(会社予想は414億円)、16年3月期を339億円→463億円へそれぞれ上方修正した。また、17年3月期の予想経常利益は前期比30億円の増益となる493億円とした。

■日本通信 <9424> 513円  +14 (+2.8%)   11:30現在
 日本通信 <9424> [JQ]などMVNO(仮想移動体通信事業者)関連の一角が高い。日経新聞が21日付で「総務省は20日、携帯電話の利用者が携帯会社を乗り換えしやすくする対策の検討を始めた。NTTドコモなど携帯電話大手が端末にロックをかけて自社の通信網にしかつなげないようにする『SIMロック』の解除を促す」と報じたことが買い材料視された。報道によると、商慣行などを議論する有識者の作業部会が夏をメドに見直し案をまとめる。購入から一定期間が経てば携帯会社にSIMロック解除を義務づける案などが浮上しており、新規参入の拡大により競争を促し、高止まりする通信料金の引き下げを目指すという。SIMカードのロック解除で低価格スマートフォンへの乗り換えが進み、同社などが恩恵を享受するとの期待が高まった。フリービット <3843> [東証M]やIIJ <3774> なども高い。

■千代田化工建設 <6366> 1,188円  +27 (+2.3%)   11:30現在
 千代建 <6366> が4日ぶりに反発。日経新聞が21日付で「千代田化工建設がカナダ最大級の液化天然ガス(LNG)プラントを受注する見通しになった」と報じたことが買い材料視された。報道によると「英国のエンジニアリング会社など3社と共同で手掛ける。受注額は1兆円規模とみられる」という。カナダで日本向けのLNG輸出が決まっているプラントの建設では初となり、受注による業績への寄与を期待した買いが向かった。

■PALTEK <7587> 512円  +80 (+18.5%) ストップ高    11:30現在
 20日、PALTEK <7587> [JQ]が、子会社が提案していた「超低遅延8K対応HEVC-ECFによるハイブリッド配信装置」がNEDOの「イノベーション実用化ベンチャー支援事業」に採択されたと発表したことが買い材料。今回採択されたのは、医療現場や遠隔協調作業の支援を目的に、8K超高精細映像に対応した超低遅延配信装置を開発するプロジェクト。映像を専用回線のみに頼らずIP伝送でクラウド環境にも対応したハイブリッド配信を行うことで、多地点、異種標準環境、オンデマンドでの受信を実現する。助成期間は5月14日から15年2月28日で、開発費用の3分の2に相当する金額が助成される。医療現場における8K超高精細映像の活用は、これまで見えていなかった病変の発見や診断を可能にし、診断や手術の映像の立体感・臨場感が増すなどの効果も期待されており、早期実用化による業績貢献に期待する買いが向かった。

■タムラ製作所 <6768> 320円  +18 (+6.0%)   11:30現在  東証1部 上昇率6位
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が20日付でタムラ <6768> の投資判断を「ニュートラル(中立)→アウトパフォーム(強気)」に引き上げ、目標株価を300円→450円に増額したことが買い材料。リポートでは、収益性の高い電子化学材料の安定成長に加え、貢献度の低かった情報機器関連と電子部品関連の収益向上による全社業績の水準訂正を評価。同証券では電子部品と情報機器の業況変化などを織り込み、15年3月期の連結営業利益を従来予想の28億円→39億円(会社計画は40億円)、16年3月期は33.6億円→45.3億円にそれぞれ上方修正した。

■大幸薬品 <4574> 1,440円  +76 (+5.6%)   11:30現在  東証1部 上昇率8位
 20日、大幸薬品 <4574> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.3%にあたる43万株(金額で7億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は21日から8月21日まで。

■モリト <9837> 943円  +47 (+5.3%)   11:30現在
 20日、モリト <9837> [東証2]が6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■シライ電子工業 <6658> 174円  +3 (+1.8%)   11:30現在
 20日、シライ電子 <6658> [JQ]が、米国GRABIT社と提携し、さまざまな形状のプリント配線板を安全確実に電気接着搬送することができる「EAグリッパー」を共同開発し、6月より販売を始めると発表したことが買い材料。「EAグリッパー」は基板の段取り換え時間を劇的に短縮できるうえ、特殊な形状や薄くて部分的に壊れやすい基板でも最適な吸着場所を探す手間が省ける。また、低消費電力、ほぼ無音と、プリント配線板の生産上大きなネックとなっているさまざまな搬送問題を解決できるとあって、新製品の成長性に期待する買いが向かった。

■日本エンタープライズ <4829> 216円  -22 (-9.2%)   11:30現在  東証1部 下落率トップ
 20日、日エンター <4829> が14年5月期の連結経常利益を従来予想の5億円→3.6億円(前期は3.9億円)に28%下方修正し、一転して7.9%減益見通しとなったことが売り材料。中国での携帯電話販売が、キャリアの販売奨励金の一時休止などの影響を受け、販売台数が計画に対して下回ったことや、日本での広告販売がiPhone5販売開始などの影響を受け、獲得件数が計画に対して下回ったことが利益を押し下げる。同時に、東証1部への上場市場の変更を記念して、期末一括配当を従来計画の2円→3円に増額する方針としたが買い材料視されなかった。

■エスアールジータカミヤ <2445> 1,490円  +39 (+2.7%)   11:30現在
 20日に発表した「中期計画、17年3月期に営業利益52億円を目標」が買い材料。

■コロプラ <3668> 2,082円  +50 (+2.5%)   11:30現在
 20日に発表した「『Zoff』と個店商圏分析の実証実験」が買い材料。
 「Zoff」と位置情報を活用した個店商圏分析の実証実験を開始。位置情報と顧客データを分析し、企業のマーケティング活動に活用。

●ストップ高銘柄
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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