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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ゲオHD、アエリア、マツヤ、フュトレック

■ゲオホールディングス <2681> 912円  -24 (-2.6%)   本日終値
 2日、ゲオHD <2681> が14年3月期の連結最終利益を従来予想の55億円→38億円(前々期は83.8億円)に30.9%下方修正したことが売り材料。第4四半期(1-3月)において、冬季五輪の開催、2度にわたる週末大雪の影響などにより粗利率の高い取扱商材の一部の販売に減速感が見られたことに加え、子会社株式売却損や復興特別法人税の廃止が税効果会計に影響を与えた。

■アエリア <3758> 1,700円  +300 (+21.4%) ストップ高    本日終値
 2日、「第1四半期に貸倒引当金戻入額6.04億円を営業外収益に計上する」と発表したことが買い材料。

■マツヤ <7452> 240円  +36 (+17.7%)   本日終値
 2日に発表した「アルピコホールディングスと資本提携」が買い材料。
 長野県で小売、交通、ホテル・旅館の各事業を中心に総合生活関連グループを展開するアルピコホールディングスと資本業務提携。第三者割当によりアルピコホールディングスに174万8000株(発行済み株式数の17.20%)を割り当てる。

■フュートレック <2468> 608円  +70 (+13.0%)   本日終値
 フュトレック <2468> [東証M]が急反発。日経新聞が3日付で「富士通は音声認識ソフトウエアを開発するフュートレックと組み、タブレット(多機能携帯端末)などの情報端末に話しかけると必要な情報を画面に表示するサービスを7月から始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると、富士通 <6702> のクラウドサービスと同社の音声認識技術を組み合わせることで、在庫管理や会議室の予約といった各種機能を横断検索し、必要な情報を即座に返す。「バーチャル秘書」サービスとして、法人向けに社員1人あたり月1000円前後での提供で調整しているという。新サービスの拡大による収益貢献に加え、同社の音声認識技術の活用の広がりに期待する買いが向かった。

■細田工務店 <1906> 176円  +20 (+12.8%)   本日終値
 2日に業績修正を発表。「前期経常を2.5倍上方修正」が好感された。
 細田工務 <1906> [JQ] が5月2日大引け後(15:00)に業績修正を発表。14年3月期の連結経常損益を従来予想の1.6億円の黒字→4億円の黒字(前の期は15.9億円の赤字)に2.5倍上方修正した。
  ⇒⇒細田工務店の詳しい業績推移表を見る

■森組 <1853> 115円  +10 (+9.5%)   本日終値
 2日、森組 <1853> [東証2] が14年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億8000万円→6億6600万円に2.4倍上方修正。増益率が36.6%増→3.2倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。工事が想定より進捗したことに伴い、売上が計画を上回ったことが寄与した。上昇を見込んでいた資材価格や労務費が予想を下回ったことも利益を押し上げた。前日終値ベースの予想PERが17.2倍→6倍に急低下し、割安感が強まったことも会に拍車を掛けた。

■システムズ・デザイン <3766> 608円  +18 (+3.1%)   本日終値
 2日、システムズD <3766> [JQ] が14年3月期の連結経常利益を従来予想の3億円→3.7億円(前々期は1.2億円)に20.8%上方修正したことが買い材料。システム開発事業では若干計画を下回る結果となったものの、情報処理サービス事業やアッセンブリー事業では、消費税法改正に関連する受注が上期に引き続き下期も順調に推移したことが利益を押し上げた。

■栗本鐵工所 <5602> 221円  +6 (+2.8%)   本日終値
 2日、栗本鉄 <5602> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の35億円→46.9億円に34.0%上方修正。減益率が36.7%減→15.1%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。鉄管や化成品、建材の販売が想定より伸び、売上が計画を上回ったことが寄与。原価改善に取り組んだことも利益を押し上げた。前日終値ベースの予想PERが9.6倍→7.7倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■コメ兵 <2780> 1,327円  +18 (+1.4%)   本日終値
 2日、コメ兵 <2780> [東証2]が14年3月期の連結経常利益を従来予想の26億円→29.8億円に14.9%上方修正。増益率が24.0%増→42.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。店頭やインターネット、オークションでの販売が好調で、売上が計画を5.8%上回ったことが寄与。業績上振れに伴い、前期の年間配当を22円→26円(前々期は19円)に増額修正した。前日終値ベースの予想PERが9.5倍→8倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■フォスター電機 <6794> 1,204円  -187 (-13.4%)   本日終値  東証1部 下落率2位
 2日、フォスター <6794> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前々期比19.0%増の63.2億円に拡大したが、続く15年3月期は前期比21.0%減の50億円に落ち込む見通しとなったことが売り材料。前期は北米市場を中心に海外で車載用スピーカーの販売が好調に推移したうえ、円安効果も利益を押し上げた。今期は新興国での普及本格化に伴うスマートフォンの低価格化によりヘッドホンの単価が下落。長引く薄型テレビ用スピーカーの苦戦なども重なって採算が悪化する。業績悪化に伴い、今期の年間配当は前期比16円減の24円に減配する方針を示したことも売りに拍車を掛けた。

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