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【市況】(香港)香港証券取引所が大幅高、深センとの相互取引にも意欲


香港証券取引所(00388/HK)
143.70HKドル(+12.80 +9.78%)=10:40時点

大幅高。前日は株式取引を一時停止していたが、本日再開。上海との相互取引解禁による資金流入を期待した買いが集まっている。中国本土と香港の証券当局は10日午後、上海証券取引所と香港証券取引所の相互接続を原則承認すると発表。半年後をメドに実施する方針を示した。この発表を受け、資金流入への期待感から同日の香港メインボードの売買代金は昨年11月以来の1000億HKドル超えとなった。

香港証取の幹部はこの決定について、本土と香港の株式市場連携に向けた重要な一歩だとコメント。現時点で深セン証取とは協議は行っていないが、今後同様のメカニズムを検討していく方針とした。

今回の決定により、本土と香港の投資家による他方の市場への投資が容易となるほか、海外からの投資に規制が実施されていた本土A株については、日本を含む外国人にも投資がしやすくなる。なお、モデル実施段階では投資枠を設け、投資対象も主要指数の構成銘柄やAH重複上場銘柄に限定される。

■企業紹介
香港証券取引所を運営。現物証券や先物、デリバティブなどを扱うほか、決済業務も手掛ける。

《NT》

 提供:フィスコ

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