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【材料】ソルクシーズ---14/12期営業益78%増を見込む、金融機関向けや新規事業が拡大


システム開発のソルクシーズ<4284>は30日、2013年12月期決算を発表。売上高が前期比12.7%増の96.56億円、営業利益が同27.7%増の3.58億円、経常利益が同41.2%増の4.59億円、純利益が同46.6%増の2.69億円だった。安定収益事業として推進しているストック型ビジネスにおいては、今後高い成長が見込まれるクラウド関連ビジネスの基盤強化と拡販に努め、大企業を中心に顧客ベースを着実に拡大している。また、新たに開始した学習塾向けeラーニングサービス及び介護支援サービスについても、業界内外から高い評価を得ており、順調なスタートを切っている。

主業務であるソフトウェア開発事業は、クレジット、生損保、銀行等の金融向けが大幅に増収。加えて、大手自動車メーカーなどを対象とした組込み系コンサル業務、計測系開発の業務なども増収だった。

14年12月期については、利益率の高い金融顧客向けの売上の伸びに加え、eラーニングサービスなど新事業の収益貢献が見込まれる。さらに、子会社イー・アイ・ソルにおける計測系技術を活かした「見える化」製品シリーズの拡充や中国・ASEANマーケットへの製品・サービスの展開などを背景に、売上高が前期比11.4%増の107.60億円、営業利益が同78.5%増の6.40億円、経常利益が30.7%増の6.00億円、純利益が同29.7%増の3.50億円と大幅増収増益を見込んでいる。

ソルクシーズ<4284>は金融・情報・基盤分野などに特化したシステム開発を主な事業とする企業グループ。従来型のシステム構築を手掛けるSIビジネスと、毎年安定的な収益を得られるストック型ビジネスを両輪とする。

《FA》

 提供:フィスコ

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