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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ビオフェル、日立金、JR東海、コロプラ

■ビオフェルミン製薬 <4517> 2,606円  +184 (+7.6%)   本日終値  東証1部 上昇率7位
 29日、ビオフェル <4517> が決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比24.3%増の32.9億円に伸び、通期計画の30.6億円に対する進捗率が107.8%とすでに上回ったことが買い材料。大衆向け製品や医療用医薬品の好調による売上増に加え、製品在庫の積み増し、固定資産除却損の減少が、利益を押し上げた。

■日立金属 <5486> 1,600円  +77 (+5.1%)   本日終値  東証1部 上昇率9位
 29日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は16倍増益、今期配当を3円増額修正」が好感された。
 ⇒⇒日立金属の詳しい業績推移表を見る

■JR東海 <9022> 11,520円  +245 (+2.2%)   本日終値
 29日、JR東海 <9022> が決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比26.2%増の3717億円に拡大して着地したことが買い材料。収益源の新幹線が想定以上に好調だったうえ、効率化・低コスト化も増益に貢献した。最高益を見込む通期計画(3560億円)を既に4.4%上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■コロプラ <3668> 3,935円  +15 (+0.4%)   本日終値
 29日、コロプラ <3668> 決算を発表。14年9月期第1四半期(10-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比5.6倍の48.8億円に急拡大して着地。第1四半期好調に伴い、通期の同利益を従来予想の120億円→180億円に50.0%上方修正。増益率が2.1倍→3.1倍に拡大し、3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。テレビCM効果もあって、「クイズ 魔法使いと黒猫のウィズ」「軍勢 蒼の三国志」を中心にスマートフォン向けゲームの販売が好調で、売上が計画を33.9%上回ることが利益を押し上げる。同時に、島づくりシミュレーションゲーム「ほしの島のにゃんこ」の全世界配信を決定したと発表したことも好感された。

■新生銀行 <8303> 205円  -18 (-8.1%)   本日終値  東証1部 下落率3位
 29日に決算を発表。「今期最終を23%下方修正」が嫌気された。
 新生銀 <8303> が1月29日大引け後(17:00)に決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比26.7%減の277億円に減った。
  ⇒⇒新生銀行の詳しい業績推移表を見る

■FDK <6955> 161円  -12 (-6.9%)   本日終値
 29日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は63%減益」が嫌気された。
 ⇒⇒FDKの詳しい業績推移表を見る

■三井住友FG <8316> 4,823円  -272 (-5.3%)   本日終値
 29日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は8%減益」が嫌気された。
 ⇒⇒三井住友FGの詳しい業績推移表を見る

■京セラ <6971> 4,677円  -213 (-4.4%)   本日終値
 29日、京セラ <6971> が決算(米国会計基準)を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比54.2%増の693億円に拡大したが、併せて通期の同利益を従来予想の960億円→845億円(前期は664億円)に12.0%下方修正したことが売り材料。スマートフォン向け電子部品の受注が13年10-12月期以降、伸び悩んだことに加え、不採算のタッチパネル事業縮小に伴う費用の発生が響く。同時に、2月12日付で保有する発行済み株式総数の1.31%にあたる500万株の自己株を消却すると発表したが買い材料視されなかった。

■コカ・コーラウエスト <2579> 2,036円  -37 (-1.8%)   本日終値
 29日、コカウエスト <2579> が13年12月期の連結最終利益を従来予想の177億円→136億円(前々期は60.3億円)に23.0%下方修正したことが売り材料。納価低下や販売数量の低下の影響に加え、構造改革や希望退職者募集に伴う特別損失を43億2700万円計上することが響いた。

■セルシード <7776> 2,090円  +400 (+23.7%) ストップ高    本日終値
 セルシード <7776> [JQG]や新日本科学 <2395> 、J・TEC <7774> [JQG]、コスモバイオ <3386> [JQ]など再生医療関連の一角が上昇。29日、理化学研究所などが、さまざまな臓器や組織の細胞に成長する新型万能細胞である「STAP(刺激惹起性多能性獲得)細胞」の作製に成功したと発表したことを受け、再生医療関連株に新技術の実用化によるメリット享受を期待する買いが向かった。理研などはマウスの細胞を弱酸性の溶液に浸し刺激を与えることで、神経や筋肉などの細胞に育つ能力を引き出すことに成功した。iPS細胞より効率よく作製でき、作製に要する期間も2-7日と短期で済む。ヒト細胞での作製が課題となるが、生物学の常識を覆す成果とあって、再生医療の飛躍をもたらす技術として期待が高まった。このほか、PSS <7707> [JQ]や渋谷工 <6340> 、メディネット <2370> [東証M]なども高い。

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