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【特集】フルスピード Research Memo(2):収益性が高く成長領域のアドネットワーク事業が大きく伸長


フルスピード<2159>のアドネットワーク事業では、アフィリエイト・サービス・プロバイダー(ASP)事業、ディスプレイ型アドネットワーク(DSP)広告等を展開している。ASPやDSP等は自社開発商材となるため、広告代理業に比べて粗利率が高い点が特徴となっている。

2014年4月期の第2四半期(5-10月期)の売上高は前年同期比32.4%増の2,741百万円、セグメント利益は同29.0%増の333百万円となり、売上、利益ともに過去最高を更新した。足元では、アフィリエイト広告市場の拡大が続いているほか、自社開発したアフィリエイトプログラム「アフィリエイトB」が好調に推移したことが業績を牽引とする要因となった。また、注力商材として自社開発した「AdMatrix DSP」や、クライアントの広告予算配分の最適化を支援する広告効果測定ツール「AdMatrix 3PAS」についても第1四半期のサービス開始以降も順調にクライアントを獲得し、伸長している。

アドネットワーク事業の売上総利益については、第2四半期時点で46.0%となり、前年同期の42.3%から一段と上昇している。会社側では、収益性が高く成長領域でもあるアドネットワーク事業の比率を高めていく方針で、今後も同事業が高成長の牽引役となることが期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)
《FA》

 提供:フィスコ

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