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【市況】(中国)政府系シンクタンクは来年成長率を7.5%と予測、目標引き下げ観測を牽制か


政府系シンクタンクの中国社会科学院は10日、来年の中国の国内総生産(GDP)成長率が7.5%になるとの見通しを明らかにした。経済は「合理的なレンジ」を確保すると指摘。この水準を維持しながら、政府は構造改革を進めるとの見方を示した。

一方、香港紙「明報」(11日付)は社会科学院のこの予測について、外部で高まる成長目標引き下げ観測を牽制した可能性があると伝えている。社会科学院が見通しを発表したのと同じ日に、中国では来年の経済政策の基本方針を決める中央経済工作会議が開幕した。同会議では来年の成長率目標も議論される見通しで、市場では今年の7.5%から引き下げられるとの観測が浮上している。

《NT》

 提供:フィスコ

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