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【経済】日米の注目経済指標:米住宅ローン金利も上昇傾向、住宅関連指標に注目


11月25日-29日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

■26日(火)日本時間午後10時30分発表
○(米)10月住宅着工・建設許可件数? 予想は、住宅着工件数は92.3万戸、建設許可件数は93.5万戸
参考指標の住宅建設業者(NAHB)指数は、10月が55で9月57から低下しており、許可件数にはマイナス要因。住宅着工件数は、先行指標となる9月の建設許可件数のデータが揃っていないため、予測は困難だが、8月時点で増加傾向は確認されていないことからプラス要因にはならない見込み。コンセンサスは妥当か。

■26日(水)日本時間27日午前0時発表
○(米)11月消費者信頼感指数? 予想は、72.1
参考指標となる11月ミシガン大学消費者信頼感指数は10月73.2から11月は72.0に低下。11月下旬にかけて株高が継続していることはプラス材料だが、財政問題に対する不安感は払拭されていない。住宅市況がやや軟調であること、雇用環境の持続的な改善は期待できないことを総合的に判断すると予想をやや下回る可能性がある。

■27日(水)日本時間午後10時30分発表
○(米)10月耐久財受注? 予想は、前月比予想-1.7%
参考となる9月の輸送機器を除く数字は前月比-0.1%、輸送用機器を含めた数字は+3.8%だった。9月は企業の投資抑制が影響した可能性がある。航空機を除く非国防資本財の受注は予想外の減少。企業投資がしっかりと回復している状況ではないとみられており、市場予想は妥当か。

■29日(金)午前8時30分発表
○(日)10月全国消費者物価指数 予想は、全体の数字は前年比+1.1%、コアは同比+0.9%
参考となる9月のコア指数は、前年同月比+0.7%。生鮮食品を含む総合は前年比+1.1%。10月の東京都区部消費者物価指数は、生鮮食品を除く総合が前年比+0.3%。また、10月の国内企業物価指数は前年比+2.5%で9月実績の+2.2%を上回っている。これらのデータを考慮すると市場予想は妥当か。

《FA》

 提供:フィスコ

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