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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):新和内航、アイロムHD、技研興、コムチュア

■新和内航海運 <9180> 548円  +80 (+17.1%) ストップ高    本日終値
 25日に業績修正を発表。「今期経常を26%上方修正・6期ぶり最高益更新へ」が好感された。
 新和内航 <9180> [JQ] が10月25日大引け後(15:00)に業績修正を発表。14年3月期の連結経常利益を従来予想の14億円→17.6億円(前期は11.7億円)に25.5%上方修正し、増益率が19.3%増→49.8%増に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  ⇒⇒新和内航海運の詳しい業績推移表を見る

■技研興業 <9764> 325円  +41 (+14.4%)   本日終値
 25日、技研興 <9764> [東証2] が14年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の3億8000万円→5億4000万円に42.1%上方修正。増益率が4.1倍→5.9倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。震災復興関連の需要で利益率の高い消波ブロックの型枠レンタル事業が伸びたことが利益を押し上げた。業績好調に伴い、期末一括配当を2円→4円(前期は3円)に増額修正した。修正した上期予想が対通期計画(8億1000万円)で66.7%進捗しているうえ、下期の収益比率も高いだけに、通期上振れを期待する買いが殺到した。

■コムチュア <3844> 1,980円  +172 (+9.5%)   本日終値
 25日、コムチュア <3844> [東証2] が、14年3月期の連結経常利益を従来予想の8.8億円→10.2億円に15.3%上方修正。増益率が9.6%増→26.4%増に拡大し、従来の2期連続での最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。クラウド事業の拡大や大規模ユーザーからの受注増、金融分野での受注伸長などにより、売上高が想定を6.2%上回る。増収効果に加え、高付加価値戦略と継続的な生産性向上への取り組みも寄与する。業績好調に伴い、年間配当を従来計画の32円→40円(前期は26円)に増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

■サカイオーベックス <3408> 150円  +12 (+8.7%)   本日終値
 25日、サカイオーベ <3408> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の15億円→18.2億円に21.3%上方修正。従来の8.6%減益予想から一転して10.9%増益見通しとなったことが買い材料。染色加工事業、繊維販売事業がともに想定より伸び、売上が計画を上回ることが寄与する。販管費の削減や持分法投資利益の増加なども利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが9.4倍→7.4倍に低下し、割安感がさらに強まったことも買いに拍車を掛けた。

■ローランド <7944> 1,178円  +60 (+5.4%)   本日終値
 25日、ローランド <7944> が14年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益を従来予想の2億円の赤字→8億円の黒字(前年同期は2.2億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料。コンピュータ周辺機器事業の好調による売上増や、円安の進行、経費削減などが寄与した。なお、通期の業績予想については11月6日に予定している第2四半期決算発表時に開示する。

■日本エンタープライズ <4829> 23,180円  +1,060 (+4.8%)   本日終値
 25日、日エンター <4829> [東証2]が、中国子会社の北京業主行網絡科技有限公司が電子コミック化した中国の人気小説「九鼎記」を、中国最大手の移動体通信事業者であるチャイナモバイルに続き、チャイナテレコム、チャイナユニコム向けにも配信を開始したと発表したことが買い材料。チャイナモバイル向けに先行配信した「九鼎記」は現時点で約100万ダウンロードの実績を有する。携帯契約電話が12億台を超え世界第1位の加入者数を誇る中国において、電子コミックの配信先に新たに2社を加え、全ての中国移動体通信事業者をカバーすることになる。中国における電子コミック事業の本格展開による業績貢献を期待する買いが殺到した。

■トレンダーズ <6069> 1,167円  -203 (-14.8%)   本日終値
 25日に業績修正を発表。「今期経常を一転62%減益に下方修正」が嫌気された。
 トレンダ <6069> [東証M] が10月25日大引け後(15:45)に業績修正を発表。14年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の5億1000万円→1億5000万円(前期は3億9500万円)に70.6%下方修正し、一転して62.0%減益見通しとなった。
  ⇒⇒トレンダーズの詳しい業績推移表を見る

■オルガノ <6368> 470円  -11 (-2.3%)   本日終値
 オルガノ <6368> が続落。後場下げ幅を拡大し、9日に付けた年初来安値を更新。昨年11月15日以来11ヵ月ぶり安値に下げた。10月28日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。2014年3月期連結経常利益を従来予想の28億円→5.5億円(前期は39億円)に80.4%下方修正し、減益率が28.4%減→85.9%減に大幅拡大する見通しとなったことが嫌気された。同時に発表した4-9月期(上期)の連結経常損益も従来予想の1億円の黒字→2.3億円の赤字(前年同期は10.4億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。業績悪化に伴い、今上期配当を従来計画の1株6円から4円に大幅減額、下期配当についても、同6円から4円に減額修正し、年間配当は前期の12円から8円となる。同社では、第2四半期連結累計期間については、海外市場は順調に伸張したものの、国内市場では産業全般での設備投資、メンテナンス・改造工事の延期が影響し、従来予想を下回る見込みとなった。経常利益、四半期純利益は、売上高の減少に加え、採算性が低下したことにより前回発表を下回る見込みとなった。通期の業績予想については、受注は上向きつつあるものの、引き続き設備投資、メンテナンス・改造工事の実施は低水準であると予想されることから、売上高から当期純利益までそろって前回予想を下回る見込みとなったいう。(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

■ヨロズ <7294> 1,943円  +91 (+4.9%)   本日終値
 26日の朝刊で「米で車用サスペンション生産能力2割増」と一部報じられたことが買い材料視された。

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