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【市況】24日の香港市場概況:続落、米金融政策の不透明感などを引き続き嫌気


24日の香港市場では主要指数のハンセン指数が続落となり、前日比192.50ポイント安(-0.82%)の23179.04で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同118.57ポイント安(-1.11%)の10599.15、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同49.61ポイント安(-1.11%)の4434.88だった。

中盤に下値を模索する展開を示したが、その後は下げ幅をやや縮小させた。米量的緩和の縮小開始時期に対する不透明感や、米国株の続落など外部環境の不安定が警戒された。中国関連では、銀行間の流動性不足懸念が強まっていることや、中国の不動産税(日本の固定資産税に相当)の拡大案が再びクローズアップされていることがウエートの高い銀行や不動産の売り材料となった。一方、ハンセン指数は23000の大台手前で下げ止まり、その後は買い戻しの動きがやや活発となった。

個別ではテンセント(00700/HK)が軟調。ライバルとなる中国の電子商取引最大手、アリババが「往来」電子プラットホームを開設したことが警戒された。また、民生銀行(01988/HK)も安い。A株の急落が圧迫材料となった。

一方、匯源果汁(01886/HK)が反発。前日の急落を受けた反動から買い戻しが広がったほか、同社が「新鮮でない原材料を使用した」との報道を否定したことも追い風。また、中国政府が農業節水に対する補助を大幅に引き上げるとの報道も、天業節水(00840/HK)の買い手がかりとなった。

《KO》

 提供:フィスコ

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