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伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (9月20日記)


 日経平均株価は、昨晩上ヒゲの長い線をつけて上値を抑えられています。

 いったん大きく上昇した後、その上げ分のすべてを押し戻される展開は、2017年11月9日につけた以来の動きです(たいていの場合、下げ幅が大きくなった後は高値圏で引けています)。

 昨日までの上昇の勢いは強かったのですが、それ以上に多くの市場参加者が4月の高値2万2362円を強く意識していたことがうかがえます。

 本年年末へ向けて、1月の安値以下を目指す展開になるなら、今後は、昨日の高値2万2255円を超えられず、下降を開始するはずです。

 目先は、2万2000円前後でうろうろして、下降のきっかけを待つか、本日以降、勢いの強い下げの流れへ入るかのどちらかが考えられます。

 後者なら、本日は、2万1800円程度か、それ以下へ下げる公算です。

 本日、22000円前後で下値堅く推移するか、上昇する場合、もみ合いの動きへ入るという見方が有力になります。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。

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