伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」　(4月19日記）

　日経平均株価は、最近の上昇が保ち合い局面を抜け出して、戻り高値をつける動きとなった昨年1月と10月の展開と似た動きになるか、ジグザグを抜け出して、はっきりとした上昇の流れへ入っているかのどちらかだと考えられます。

　前者の場合、昨日の陰線は、1月18日、9月27日につけた陰線と似た展開の中でつけた動きだと考えられます。目先、もう一段高を経過した後、上値を抑えられる可能性があります。

　はっきりとした上昇の流れを継続するなら、目先は、2万3000円を越える程度まで上げた後、上値を抑えられる動きがあらわれると考えられます。

　本日は、4月17日の高値2万2345円前後まで上昇した後、戻り高値付近が意識されて、すぐに上値を抑えられる動きになるかに注目します。


情報提供：パワートレンド＝伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋　プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。


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