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英ポンド週間見通し:上げ渋りか、EU離脱合意案の議会採決に不透明感も


■堅調推移、合意なしのEU離脱回避の思惑が再浮上

先週のポンド・円は堅調推移。対円レートは一時145円台に上昇した。英国の欧州連合(EU)離脱交渉でEU側のバルニエ首席交渉官は、離脱延期の可能性を排除できないとの認識を示したことが材料視された。今月24-25日にトゥスクEU大統領がメイ英首相と会談することもポンド買い材料となった。取引レンジ:142円48銭-145円05銭。

■上げ渋りか、EU離脱合意案の議会採決に不透明感も

今週のポンド・円は上げ渋りか。英国の欧州連合(EU)離脱に向け政府は欧州連合(EU)側と調整作業を進めている。離脱延期観測が広がっているが、保守党や労働党から親EU派議員が離党しており、メイ政権の提案などが議会採決で過半数を確保できない可能性があることから、リスク選好的なポンド買いがさらに広がることは難しいとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・3月1日:2月マークイット製造業PMI(予想:52.2)

予想レンジ:142円50銭-146円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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