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1月FOMCで利上げ継続の是非などについて議論か


 9日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月18-19日開催分)によると、「多くの参加者は、特にインフレ圧力が落ち着いた環境において(FOMCは)さらなる政策引き締めに関して辛抱強くなれる余地がある」との見解を示したようだ。また、12月の追加利上げ決定に際して、議決権を持つメンバーは全員利上げに賛成したが、数人の参加者が金利据え置きを支持していたことが判明した。

 2019年のFOMCメンバー(議決権を有する)には、セントルイス地区連銀のブラード総裁が含まれていることから、市場関係者の間からは「今月29-30日に開かれるFOMC会合で政策金利の据え置きが全会一致で決定されるかどうかわからない」、「ブラード総裁は利下げを主張する可能性がある」との声が聞かれている。一部の市場関係者は「1月のFOMC会合で利上げ継続の是非や政策金利を当面据え置くことについて議論される可能性は極めて高い」と指摘しており、米中通商協議が進展してもドルの反発は著しく抑制される可能性があると警戒している。
《MK》

 提供:フィスコ

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