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伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (10月24日記)


 昨晩の日経平均先物期近が2万2000円以上で引けた経緯から、本日の日経平均株価は、昨日の安値2万1993円以上で始まる公算です。

 昨日までの流れを考慮すると、本日の価格が昨日の安値以下になる場合、その動きが勢いの強い下げの流れの途中である可能性を示すことになります。

 本日寄り付き値が大きく下放れて始まると、勢いの強い下げの流れを継続する格好で、その後の価格が3月26日の安値2万0347円を目指す可能性が出てきました。

 そのような状況にならなかった場合、現時点での2万2000円以下の下値堅さを示していると考えられます。これにより、今後の価格が年末へ向けて、10月2日の戻り高値2万4448円を目指す可能性を残すことになります。

 強気の展開になる場合、2万1993円(または一時的に割れる本日の安値)が底値であることを示すサインとして、今週末、または月末頃までに10月17日の高値2万2959円を越える展開になっている必要があります。

情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

◆伊藤智洋のチャート分析の決定版◆
「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)。


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