日経平均テクニカル：続落。高値圏の十字線示現で下放れ警戒

20日の日経平均は続落。週間ベースでは2週連続上昇し、この間の上げ幅は100.53円と小幅にとどまった。本日は朝方に買いが先行したが、2日連続で前日のザラ場高値を超えられなかった。前場後半から急速に値を消したが、後場に下げ幅を縮小した。ローソク足は上下に長いひげ持つ十字線で終わった。日経平均は5日に付けた直近安値から1234．93円高の水準にあり、下放れが警戒される。5日線が上昇を維持する一方、25日線は下降を続けた。昨日に25日線が75日線を下回るデッドクロスを示現していることもあり、地合いは弱かった。一目均衡表では、日々線が一時雲中まで下げたが、終値では雲上に復帰。基準線が下降する一方で転換線は上向いており、売り買いの勢力が拮抗している様子が窺える。
《FA》

　提供：フィスコ