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話題株ピックアップ【夕刊】(1):ブロンコB、SOU、ルネサス

■ブロンコビリー <3091>  4,275円  +700 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 名古屋地盤にステーキ店などを展開するブロンコビリー<3091>が大幅高で、年初来高値を更新した。同社は13日取引終了後に、18年12月期第1四半期(1~3月)の単独決算を発表。営業利益は7億7900万円(前年同期比41.2%増)となり、上半期計画13億2000万円に対する進捗率は59.0%に達した。売上高は55億5700万円(同21.8%増)で着地。平日ランチの大幅な客数増に加え、その他の時間帯の客数も順調に回復し、既存店売上高が前年同期比6.7%増となったことなどが寄与した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■SOU <9270>  6,650円  +790 円 (+13.5%) 一時ストップ高   本日終値
 SOU<9270>が急騰。3月22日に東証マザーズに上場した直近IPO銘柄で、ブランド品や美術品の買い取り販売を手掛ける「なんぼや」を展開し、業績は足もと好調に推移している。13日取引終了後に発表した18年8月期第2四半期累計(17年9月~18年2月)の連結決算は、売上高が153億9000万円、営業利益は11億9100万円、最終利益は8億6700万円で、通期営業利益計画に対する上期時点の進捗率は70%に達しており、通期業績の増額期待が高まった。

■ヨコオ <6800>  2,107円  +206 円 (+10.8%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 ヨコオ<6800>が大幅高で3連騰。SMBC日興証券が13日付で投資判断「1」を継続し、目標株価を3000円から3500円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、同社の成長期待を高める要素として、高収益な回路検査用コネクタ事業の堅調な伸びと、車載通信機器事業(車載アンテナ)の長期成長ポテンシャルを挙げており、これらの成長要因が、5月に予定されている同社初の中期経営計画に織り込まれていることが確認できれば、カタリストととなると指摘している。また、好調な回路検査用コネクタ事業の見通しを上方修正したことで、18年3月期営業利益を29億5000万円から32億円へ、19年3月期を同34億円から38億5000万円へ、20年3月期を同38億円から46億円へそれぞれ引き上げており、今後は、最高益更新および増益基調がより鮮明となることで、同社に対する成長期待が高まる局面になると予想している。

■TSIホールディングス <3608>  874円  +75 円 (+9.4%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 13日、TSIホールディングス <3608> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.99%にあたる200万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は4月16日から7月13日まで。同時に決算を発表。18年2月期の連結経常利益は前の期比4.4%減の37.8億円になったが、19年2月期は前期比18.8%増の45億円に拡大する見通しとなった。

■コスモス薬品 <3349>  22,720円  +1,650 円 (+7.8%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 13日に決算を発表。「6-2月期(3Q累計)経常は8%減益も対通期進捗は過去平均を超過」が好感された。コスモス薬品 <3349> が4月13日大引け後(15:00)に決算を発表。18年5月期第3四半期累計(17年6月-18年2月)の連結経常利益は前年同期比7.6%減の176億円に減ったが、通期計画の225億円に対する進捗率は78.4%に達し、5年平均の75.2%も上回った。
  ⇒⇒コスモス薬品の詳しい業績推移表を見る

■アークス <9948>  2,898円  +194 円 (+7.2%)  本日終値
 アークス<9948>が急反発し、上場来高値更新。13日取引終了後発表した19年2月期の業績予想が、売上高5220億円(前期比1.6%増)、営業利益147億円(同1.8%増)、純利益100億円(同2.5%減)と営業増益を見込んでいることが好感された。年間配当は48円を継続する予定。今期の店舗展開は、グループ全体で新規出店および移転建て替え3店舗に加え、12店舗程度の改装を計画しており、既存店の一層の活性化を図っていく方針。また、同社は小売事業の共通部分の統一化とグループ各社の営業の独自性を担保する新システムの稼働を9月に予定しており、これにより、グループシナジーの拡大や業務の標準化・効率化を推進していく考え。18年2月期業績は、売上高5139億5500万円(前の期比0.3%増)、営業利益144億4000万円(同2.8%減)、純利益102億5500万円(同2.3%減)だった。前期は、新規出店2店舗、建て替え増床1店舗、改装17店舗、閉店4店舗を行い、前期末時点のグループ総店舗数は336店舗となった。

■HIOKI <6866>  3,735円  +225 円 (+6.4%)  本日終値
 HIOKI<6866>が3連騰で、年初来高値を更新した。同社は13日取引終了後に、18年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業利益は10億8800万円(前年同期比44.9%増)となり、上半期計画14億1000万円に対する進捗率は77.2%に達した。売上高は60億1100万円(同13.9%増)で着地。自動車および電子部品業界向けに電子測定器が大きく伸びたことなどが寄与した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■リンガーハット <8200>  2,591円  +135 円 (+5.5%)  本日終値
 リンガーハット<8200>が大幅反発。長崎ちゃんぽんなどを主力に全国チェーン展開する外食産業で、値上げ効果の浸透で収益は回復色が顕著だ。同社が13日取引終了後に発表した19年2月期の連結業績予想は、売上高が483億円(前期比5.7%増)、営業利益は33億7000万円(同19.3%増)と大幅な伸びを見込んでいる。また信用取組は信用売り残が買い残を上回り、直近6日申し込み現在の信用倍率は0.43倍となっていることで、株式需給面からも上値の軽さが意識されているもようだ。

■ルネサス <6723>  1,081円  +56 円 (+5.5%)  本日終値
 ルネサスエレクトロニクス<6723>は主力輸出株全般が弱含みで推移するなか続伸。米株市場で半導体関連株が売りに押されるなか、東京市場でも同関連株への風向きは逆風が意識されている。しかし、同社株は前週12日に年初来安値をつけるなど底値圏にあり、4月に入りこれまで売り主体だった外国人投資家が買い戻しに転じるなか、その象徴株として底値離脱の動きをみせている。18年12月期の業績見通しについて会社側は開示していないが、市場では為替が一段の円高に振れなければ営業利益段階で増益を確保できるとの見方もあるようだ。

■ジンズ <3046>  5,880円  +260 円 (+4.6%)  本日終値
 ジンズ<3046>が大幅反発。13日取引終了後発表した18年8月期第2四半期累計(17年9月~18年2月)業績が、売上高252億9400万円(前年同期比6.2%増)、営業利益21億7700万円(同7.8%増)、純利益10億3400万円(同15.6%増)と増収増益だったことが好感された。主力の国内アイウエア事業は、売り上げに占めるセール構成比の増加および低価格商品への偏りなどで、既存店売上高は前年同期を下回ったものの、「MOOMIN×JINS」シリーズが好調だったほか、「ラバーモダン(smart)」、「エアフレーム(smart)」などさまざまなスポット展開商品が順調な売れ行きで販売本数が伸び、増収増益だった。一方、海外アイウエア事業は赤字となったが、既存店売上高が大幅に増加したほか、調達先の見直しなどで粗利益率が大幅に上昇し採算が改善した。なお、雑貨事業は赤字だった。18年8月期通期業績は従来見通しを据え置き、売上高544億4400万円(前期比7.9%増)、営業利益61億7700万円(同14.3%増)、純利益33億3400万円(同20.5%増)を見込んでいる。年間配当は前期比12円増の48円を予定。

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