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今日の為替市場ポイント:日経平均株価の動向が手掛かり材料に


23日のドル・円相場は、東京市場では111円07銭から111円38銭まで反発。欧米市場では111円11銭から111円32銭まで反発し、111円22銭で取引を終えた。

本日24日のドル・円は、主に111円台前半で推移か。米長期金利の低下などを背景としたドル売り・円買い基調は継続している。週末を控えて閑散な商いが予想される中、日経平均株価の動きを眺め、小幅なレンジ内取引となるだろう。

22日に公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、物価の低迷について警戒感が示されたことを受けて、ドル売り・円買い基調が継続。また、米長期金利の低下もドルの売り圧力を強めている。市場では12月のFOMCでの追加利上げについては織り込み済みとなっているほか、米税制改革の年内実現の先行き懸念も引き続き根強く、新たなドル買いの材料に乏しい環境となっている。

来週発表される米住宅関連指標や2017年第3四半期(7-9月期)の実質GDP(改定値)の内容を見極めたいとの思惑も広がり、動意に乏しい展開となりそうだ。週末を控えて閑散な商いが予想される中、東京市場では日経平均株価の動向が材料視されそうだ。株価が底堅い動きとなった場合、ドル・円は111円台を維持する可能性が高いとみられる。

《CS》

 提供:フィスコ

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