銘柄ニュース

戻る
 

メタップス、ロックオンなど買われる、人工知能の開発司令塔設置で再注目

 メタップス<6172>、ロックオン<3690>などが買われている。今年春先から総花的に人気化しているAI関連だが、足もとは目先利益確定による押し目形成場面にある。ただ波状的な投機資金の流入に陰りはみられない。

 26日付の日本経済新聞が「自民党は人工知能(AI)の研究開発や産業振興の戦略を練る司令塔となる首相トップの会議を設置するよう政府に提言する」と報じており、これが両銘柄の株価を改めて刺激している。

 自民党内でAI研究の促進、産業振興、規制のあり方などを議論してきた「人工知能未来社会経済戦略本部」が26日に示す提言案に盛り込むという。提言案ではAIの研究開発費について現在の10倍にあたる年間1000億円規模に増やすことを提示するとも伝えられている。

 同分野の開発費を大幅に増やすことなども求め、AI技術が急速に進展する欧米に対抗する構え。AIは自動運転車や創薬、ロボット、ドローン、フィンテック分野など幅広い領域での活用が期待されており、株式市場でもテーマ物色の中心軸を担っているが、理想買いから現実買いの段階に入り始めた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均