大塚家具が一時連日のストップ高、“委任状争奪戦”突入で一段の人気化

　大塚家具<8186>が前日に続き、この日も一時ストップ高と連日の急騰。株価は、値幅制限いっぱいの前日比３００円（２１．３％）高の１７０５円まで買われ、０７年１２月以来の高値水準に到達した。大塚勝久会長と娘の久美子社長との経営体制を巡る対立は、３月２７日の株主総会に向けた“委任状争奪戦（プロキシーファイト）”に突入。２５日に同社は１５年１２月期の配当を従来予想の４０円から８０円に倍増すると発表。足もとの株価は配当利回りで、４．８％前後の水準にあり、投資妙味が膨らんでいる。
　２６日に久美子社長が会見を行い、株主総会の委任状争奪戦に向け株主の取り込み合戦が始まった格好だが、市場には「今後、多数派確保に向けた、何らかの条件つり上げは出てくるかもしれない」（アナリスト）という思惑も出ている。

大塚家具の株価は１３時４０分現在１６３７円（△２３２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）